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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Tue Apr 13, 2021 9:39 pm 記事の件名: 2021年4月9日23:13:13(JST)出現 小爆発した準火球 |
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小爆発した準火球
<2021年4月9日23:13:13(JST)出現>
報告:上田昌良
概要
岡本貞夫氏と私が長年続けているTV同時観測で表題の準火球を捉えた。計算した結果、その小爆発をした高さは74.5kmだった。その明るさは、絶対光度で-3.1等だった(うす雲を通して写っていたのでもう少し明るかったと思われる)。出現場所は、滋賀県上空で、発光点高度が93.6km、消滅点が74.5kmだった。この準火球はどの流星群にも属さない散在だった。
1. 撮影者
この準火球の撮影者は、岡本貞夫氏(愛知県、M21034)と上田昌良(大阪府、M21035)だった。M21034は爆発点が写野外で写っていなかった。M21035では爆発点が写っていたが、うす雲を通して写っていたので、明るさの決定の精度が悪いのが残念だ。
2. 軌道計算結果
この準火球の小爆発点の高さは、74.5kmだった。この準火球の日心軌道で軌道傾斜角(i)が1.03度だった。ほとんど黄道に近い軌道傾斜角で回っている軌道だったことが特筆される。さらに詳細は、次の表を参照されたい。
なお、この準火球の軌道計算は、上田が行った。発表した結果の値の責任は上田にある。
3. 謝辞
今回の準火球の流星位置データを提供していただいた岡本貞夫氏にお礼を申しあげる。
※この準火球を撮影した方にお願い。M*****A.XMLファイルと流星が写っている静止画の提供をお願いしたい。
送付先: kaueda(at)meteor.chicappa.jp 上田昌良
送付のときに(at)を@に変更して使用下さい。
近年のWindowsでは拡張子が表示されない設定になっているので、前述のファイル名は、
M*****Aファイルと記述した方が良いようだ。
前述のファイルを送って頂くと小爆発点の高度がさらに精度よく決定できる。また、
1ファイルが10MBまで受信できるので、静止画は圧縮せずに送っていただくとありがたい。
説明: |
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ファイルサイズ: |
69.09 KB |
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1862 回 |
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135.79 KB |
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ファイルサイズ: |
249.14 KB |
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ファイルサイズ: |
105.77 KB |
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1862 回 |
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藤原康徳
登録日: 2004.08.10 記事: 2717 所在地: 大阪市淀川区
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日時: Wed Apr 14, 2021 2:33 pm 記事の件名: Osaka04 |
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大阪市淀川区(Osaka04)からの画像です。ワテックWAT-902H2U・8mmF0.8に写りました。
csv交換室には私のも含めて5か所からのデータが上がっているようです。私のa.xmlは上田さんに送ります。
説明: |
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ファイルサイズ: |
17.28 KB |
閲覧数: |
1805 回 |
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説明: |
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ファイルサイズ: |
255.48 KB |
閲覧数: |
1805 回 |
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説明: |
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ダウンロード |
ファイル名: |
M20210409_231313_JPOsaka04_NE.mp4 |
ファイルサイズ: |
2.26 MB |
ダウンロード回数: |
62 回 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Wed Apr 14, 2021 8:09 pm 記事の件名: Re:Osaka04 |
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藤原さん、ファイル受け取りました。M21034と藤原さんの組合せで計算しました。
結果は、小爆発点の高さが74.5kmと先の結果と同じでした。これでその高さは確定です。
M21034と藤原さんの組合せは、天球上の交差角が89.8度でした、最良の交差角が90度ですから、理想的な位置関係でした。
もう少し待ってから、最終の軌道計算結果まとめを報告します。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Wed May 19, 2021 5:32 am 記事の件名: 軌道計算結果 |
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その後、司馬康生氏(兵庫県)から位置測定データを提供してもらった。計算したところ、測定位置が78.3kmの高さまでで小爆発点は視野外だった。
今回の準火球の小爆発点の高度は74.5kmが最終結果だった。ご協力いただいた皆さんに感謝を申しあげます。
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