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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1306 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Sat Sep 12, 2020 3:28 pm 記事の件名: 2020. 09. 11 - 12 福島県中部上空でのスプライト 3イベント(4K30P) |
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2020. 09. 11 - 12 福島県中部上空でのスプライト 3イベント(4K30P)
2020. 9. 11 本州上に秋雨(?)前線があり、9/11 夕方より前線付近、特に新潟県〜福島県で激しい雷雨となりました。そんな中でスプライト3イベントが観測されました。
発生時刻: 21:09:16 21:12:19 21:22:43
発生場所: 福島県中部上空
9/11-12 はあちらこちらで雷が発生して忙しい夜となりましたが、夜半過ぎに雨が降り出して観測は中断しました。
今回は再度設置した 4K(3840x2160) 30P / HD (1920x1080) 60P 用の機材でキャプチャーを試みました。
カメラ : Panasonic 社製 DMC-GH4(ローパスフィルター2枚を除去) 出力: 4K29.97fps / HD59.94fps
コンバーター: Blackmagic Design 社製 Mini Converter HDMI to SDI 6G * HDMI 信号を SID(6G)に変換するコンバーター
キャプチャーボード: Blackmagic Design 社製 DeckLink Mini Recorder 4K * SDI 信号をPCに取り込むためのキャプチャーボード PCIe x4 以上。
使用したPC: CPU : AMD Ryzen 7 3800X, MB : ASRock X570 Phantom Gaming X, Mem : 32GB, Storage : M.2 SSD 1TB
HD60P, 4K30P はデジタル一眼カメラの出力が HDMI なのでキャプチャーボードも HDMI 入力のを使用するケースが多いのですが、HDMI ではケーブル長が max. 5m という制限があり、カメラーPC間が約 10m の我が家ではリピーターなどを使用する必要がありました。また当方だけの問題かもしれませんが、接続がやや不安定になったり、相性問題でトラブったりするケースが多くありました。
そんな訳で当方では HD60P 以上のキャプチャーではすべて SDI 入力に統一しています。今回の Mini Converter HDMI to SDI と DeckLink Mini Recorder 4K の組み合わせは HD60P, 4K30P に対応している最もシンプルな組み合わせで、2つ合わせて4万円位で購入可能です。設定は非常に簡単で Blackmagic Design のHPから最新のドライバー類をダウンロードしてインストールするだけ。機材の方の設定は不要です。接続は非常に安定しており、HDMI のような気難しさはありません。CPU の使用率は リアル表示あり 20% なし 16%。
なお、DeckLink Mini Recorder 4K は HDMI 入力も可能で(4K30P まで)、もちろん UFO CaptureHD2 で動きます。同じメーカーのキャプチャーボード Intensity Pro 4K は同価格帯ですが、こちらは HDMI 入力のみ(ただし、SDI 以外の入力が多彩です)。
ITO
説明: |
2020.9.11 21:09:17 福島県中部上空で観測されたスプライト
観測地点からの距離は約 200km。大きく映す事が出来ました。
Panasonic DMC-GH4(改造品)+ Nokton25mmF0.95 4K30P でキャプチャー。960x540p に縮小してあります。
このカメラはカメラ内部に2枚あるローパスフィルターを両方共取り外してあります。そのため色調がかなり異なっていることにご注意を!(赤 → ピンク)。 |
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説明: |
2020.9.11 21:22:43 福島県中部上空で観測されたスプライト
環状配列になっているように見えます。
Panasonic DMC-GH4(改造品)+ Nokton25mmF0.95 4K30P でキャプチャー。960x540p に縮小してあります。 |
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説明: |
発生場所
UFO AnalyzerV2 で得られた位置情報を地図上にプロットしました。 |
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説明: |
今回使用した HD60P / 4K30P の機器の基本的な構成です。 |
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説明: |
Blackmagic Design 社製 Mini Converter HDMI to SDI 6G, DeckLink Mini Recorder 4K |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Sep 13, 2020 7:18 am 記事の件名: Re: 2020. 09. 11 - 12 福島県中部上空でのスプライト 3イベント(4K30P) |
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4Kでこれだけ大きなクローズアップ撮影は凄いと思います。ウチの広角レンズではトリガが掛からなかったようです。
同じものだと思うのですが、私が持っているのは4K30pまでのHDMI-SDI 4Kという古いタイプです。最近は 分かりやすくHDMI-SDI 6Gというようになったんですね。Mini recorderとの組み合わせの実例ありがとうございます。
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ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1306 所在地: 東京都杉並区浜田山
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日時: Sun Sep 13, 2020 8:41 pm 記事の件名: |
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SDI 規格では
HD 60P 対応は 3G-SDI
4K 30P 対応は 6G-SDI
4K 60P 対応は 12G-SDI
という名称が使用されています。判りやすいのでケーブル等の信号伝送用機器などはこの名称で一本化されたのでしょう(テレビなどの映像関連ではまだ 4K とか 8K が使用されています)。
Mini Converter HDMI to SDI 4K と 6G の規格を比べてみましたが同じ製品のようでした。4K のほうが生産中止、現行品は Mini Converter HDMI to SDI 6G のようです。
SDI 接続はケーブル長の問題が無く、8K など将来への展望が HDMI よりも見えている事、コネクターが抜けづらく、相性問題が少ないなど利点が多く、今後の主流になるかもしれませんね。
今年の夏は録画データ異常、観測中のフリーズ、再起動が頻発しました。特に雷雲などの撮影のようにキャプチャー頻度が高い場合には発生率は 100% !!
もしかしたらデータ保存用の M.2 SSD の熱によるトラブルが原因かも?と推測して M.2 SSD のヒートシンク交換、冷却用ファンの設置を行いました。
4K60P では保存用に Samsung 970 EVO Plus 1TB を(RAID ではなく)単独で使用していますがその発熱は凄まじく、ヒートシンクの上に手をかざすと熱風が感じられる程。これまでも薄いヒートシンクを取り付け、扇風機でチョロチョロ送風していたのですが間に合わなかったようです(まな板PC)。
ヒートシンクを面積の広い物に交換し、PC用のファンを SSD の真上に設置して風を送るようにした結果、フリーズ・再起動は激減しました(皆無ではありませんが...)。
熱トラブルにお困りの方はやってみる価値はあるかも?です。
ITO
説明: |
ヒートシンクを取付けた M.2 SSD とその真上に設置した冷却用ファン(9cm)。
ヒートシンクには面積が一番大きいと思われるものを選びました。冷却用ファンは直径 9cm の PC 用。電源はマザーボードからとります。
これで不具合はかなり減りました。 |
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