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2022年11月4日21:57:39(JST)出現 おうし座南流星群爆発火球の爆発点

 
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Wed Dec 07, 2022 6:37 pm    記事の件名: 2022年11月4日21:57:39(JST)出現 おうし座南流星群爆発火球の爆発点 引用付きで返信

おうし座南流星群爆発火球の爆発点
2022年11月4日21:57:39(JST)出現

報告: 上田昌良

概要
 岡本貞夫氏(愛知県)と筆者(大阪府)が長年行っているTV同時観測でおうし座南流星群(STA)に属する火球を捉えた。そのSTA火球は2回の爆発があったので、その高さを調べた。

修正輻射点は、αG=53.3、δG=+11.6°(J2000.0)、地心速度VG=29.5km/sだったので、STAに属する火球だと判断した。速度は図1を参照されたい。この速度は+-7.5km/sと大きくばらついている。
 このSTA火球の軌道計算の結果、1回目の小爆発点の高さは、84.2kmで明るさが-3.1等(絶対光度)、2日目が大爆発で高さが74.6km、明るさが-5.5等だった。

表1にこのSTA火球の全経路のフレームごとの位置などを載せた。特に大爆発直後のNo.74から76の3フレームが測られていなかった。これは、UFOAnalyzerV2ソフトが明るく輝度が飽和していたので自動測定できなかったためである。このため今回は同ソフトによる自動位置測定データを使ったこともあり爆発点の高さの厳密さに欠けているかもしれない。

 さて、図2でこのSTA火球の光度曲線を示した。火球の経路上での爆発点の位置を数値で表しておくと、他の爆発火球との比較がしやすいし、各種の統計処理ができる。今回のSTA火球の爆発点は0.53と0.82の位置だった。

 今年は、おうし座南北流星群の火球の当たり年なので、研究のチャンスである。今のうちに火球データを大至急集めたいものだ。興味のある方の奮闘を期待したい。

謝辞
 STA火球データを提供いただいた岡本貞夫氏には御礼申し上げる。



a図1 火球のフレームごとの観測速度と絶対光度.jpg
 説明:
フレームごとの観測速度
 ファイルサイズ:  151.92 KB
 閲覧数:  1050 回

a図1 火球のフレームごとの観測速度と絶対光度.jpg



a図2 光度曲線.jpg
 説明:
2カ所の爆発点、それを数値で表すとその統計処理がしやすい
 ファイルサイズ:  162.05 KB
 閲覧数:  1050 回

a図2 光度曲線.jpg



a表1 実経路計算 フレームごとの火球の経路等.jpg
 説明:
明るさが飽和しているフレームが測定できていない

ダウンロード
 ファイル名:  a表1 実経路計算 フレームごとの火球の経路等.jpg
 ファイルサイズ:  353.08 KB
 ダウンロード回数:  79 回

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