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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3426 所在地: 長野県朝日村
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日時: Sat Jul 09, 2022 2:00 pm 記事の件名: Re: 千葉県船橋市からの画像 |
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katsuya wrote: | 千葉県船橋市の自宅屋上に設置したAtomcamswingによる画像です。 |
石川さんの画像は落下予想地点付近からの画像になりますね。
途中二つに分かれた後に末端でさらに二つに分かれたように見えます。すごいです。
これを落下予想に生かせるでしょうか。
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3426 所在地: 長野県朝日村
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jul 10, 2022 9:22 pm 記事の件名: テレビ朝日 |
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朝日新聞の記事がきっかけとなり、この火球についてテレビ朝日グッド!モーニングより 私の方に取材があり、上田さんと司馬さんの計算結果等につき概要説明しました。
報道案件が多数ある生放送なので、放送は流動的とのことですが゛7月11日朝6:30から7:00のグッド!モーニングにて1,2分のコーナーで 放送頂ける予定となりました。
上田さん、司馬さんのお名前をお伝えしましたが、SonotaCo Networkの計算 という形になるかもしれません、すみませんご了承下さい。
テレビの公報により隕石回収が実現すれば、これまた素晴らしい話と思います。期待したいです。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Jul 12, 2022 7:14 am 記事の件名: 公報用StrewnField |
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司馬さんの計算結果の図を元に公報用の図を書きました。
落下位置を多数の赤い点で示すとその点に散らばっていると誤解してそこに探索者が集中するかもしれない という懸念があるため、可能性のある領域概要を表示するものです。
地理院地図に司馬さんの情報を元にStrewnFieldとして書き込みました。
今後このような図を早期に作ることが肝要と思い、遅れ馳せながら書いてみました。
図にはクレジットが必要なので、以下のように表記してみました。ご意見お願いします。
名前書かない方がいいですか? > 上田さん司馬さん
7.11夜にTBS The timeから取材があり、12日朝6:30-7:00の中の短いニュースとして報道さました。
色々の話の中から 隕石の金額の話の所だけが大きく報道される結果になってしまい、反省する所多々あります。回収実現のためとご理解下さい。
説明: |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3084 所在地: 大阪府
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日時: Tue Jul 12, 2022 3:26 pm 記事の件名: Re:公報用StrewnField |
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SonotaCoさんへ、
落下予報地点の図の作成およびマスコミ対応ありがとうございました。
計算結果に責任を持つということでも名前は書いた方がいいと思います。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12653 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Jul 12, 2022 5:03 pm 記事の件名: |
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コメントありがとうございます > 上田さん
今日は朝から1時間置き位に取材申し込みのメールが来ています。
報道で隕石発見の確率が上がるのではと取材に協力していますが、
火球の規模に対して暴走気味のお話もありやや不安です。
(「落下か?」ではなく断定的な「東京に落下」というタイトルの企画とかありました、 火消しに追われている状況です。)
以下、報道機関向けに少しコメントしておきます。
今の所、隕石回収に対する具体的情報はありません。
隕石は一般に1g当たり数100円から1万円程で流通しており、金地金価格より高額な場合もありますが、かなり希少な種類の隕石であっても50gであれば最高でも50万円程です。
隕石回収の価値は、はやぶさプロジェクトの小惑星からのサンプルリターンに類似した学術的価値が大きく、今回回収が実現すれば、軌道が詳細に判明しているものとしては習志野隕石に続く 日本で2例目のものとなります。発見された場合には専門の機関での分析が望まれます。
隕石回収の確度の高い情報がありましたら 私の方 admin @ sonotaco.jp (スペースは消してください) へお願いします。
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katsuya
登録日: 2014.08.17 記事: 7 所在地: 千葉県船橋市
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日時: Tue Jul 12, 2022 7:43 pm 記事の件名: 回収 |
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グッドモーニング、拝見しました。
またくわしい地図もありがとうございます。
明日試験休みですので生徒を多数つれて回収に向かおうと考えています。
ふだん通っている地域なので土地勘がありますので。
学術的価値が高いので、コレクターやハンターに回収される前に拾いたいと思います。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3084 所在地: 大阪府
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日時: Fri Aug 26, 2022 10:59 am 記事の件名: 大火球の軌道計算結果 |
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大火球の軌道計算結果
2022年6月29日2:48:49(JST)出現
報告:上田昌良
概要
2022年6月29日2:48:49(JST)に-10.3等(絶対光度)の大火球が出現した。この大火球は、15名の観測者が合計25台のカメラで撮影しており、そのデータが集まった。著者の軌道計算の結果、発光点は静岡県の南海上で高さが95.0km、消滅点は東京都の上空27.7kmだった。この大火球の実経路長は166.1km、突入角が24°、継続時間が9.5秒だった。
この大火球は飛行中に分裂し、5個程度の分裂片が確認できた。初速(V∞)は22.7km/s±2.6km/sで、終速が4.4km/s±1.2km/sと指数関数的な減速がみられた。修正輻射点はαG=271.8°±0.37°δG=-17.5°±0.24°であり、散在流星だった。
著者の発光点から消滅点までの軌道計算を基に司馬康生氏がこの火球に伴う隕石の落下位置を計算した(司馬氏が別に発表)。
1. 観測者
今回の大火球のデータ等が著者に提供があったのは、表1のとおりで、観測者15名、撮影できたカメラ合計25台だった。このように多くの地点で撮影された大火球の同時観測が成立した。火球はいつ出現するのか予測ができないため、毎夜、撮影せねばならない。今回のことは、熱心な多くの観測者が、毎夜、撮影を続けたことによる大きな成果である。
2. 位置測定
表1で全天が円形に写る魚眼レンズによる静止画がjk1959氏(M22043)と嶋邦博氏(M22044)の2件あった。この2件は、比較星となる恒星がたくさん写っており、写野の中心位置が精度良く決まり、歪曲収差補正ができたので、火球の位置が精度よく決められた。このときの比較星の残差が0.2°だった。M22043の写った火球の天球上の経路が60.1°で、M22044が58.3°もある長経路だった。このような長経路で写っていると輻射点や対地軌道が精度よく求まる。
動画から火球の位置を求める場合に、今回の火球は飛行中に分裂したり(図1参照)、明るく輝いたため、その経路が大きく膨らんで写った。そのためUFOAnalyzerV2による自動位置測定では、ソフトが分裂片を測ったり、明るく輝きすぎて飽和した像が測りずらいものとなった。この例でM22024(SonotaCo氏)を図2に示した。図2中の黒印が通常のUFOAnalyzerV2で自動位置測定したもので、明るく飽和し大きく膨らんだ像が測りづらいことがわかる。それで、SonotaCo氏は、「名前を1秒ずらして、クリップを複写し、手で経路がほぼ拾えるようにマスクを修正した上で自動分析させた」方法で自動分析した(図2中の赤印)。この方法は火球経路の位置測定精度がものすごく良くなった。しかし、この赤印には分裂片の位置も測定されて含まれている。それを取り除いて(図2の青印)、軌道計算を行ったが、まだばらつきの大きい速度だった。これは、分裂片と火球本体が接近している所は、完全に分離することができなかったためだ。それで最終的に著者が動画のフレームを見ながら火球本体の光芒をUFOAnalyzerV2にて手動位置測定をした(図2の◎印)。この方法は推奨されないものであるが非常時にのみやむを得ず行う方法である。この結果、地球大気による著しい減速がみられた(図4)。M22031(富田正巳氏)、M22032(下田力氏)、M22040(山之内保城氏)らの撮影動画も消滅点が写っており、同様に手動測定を行った。
M22045(gotokabu氏)、M22046(毛利勝廣氏)、M22047(石川勝也氏)の撮影された動画から火球位置を測定できなかった。それは、著者の位置測定の計算には、写野の中心位置を算出するため中心位置に比較星が3個以上、また、火球の位置付近にも3個以上の比較星が必要だった。これは算出に最小自乗法を使ってレンズの定数を決めるためである。
3.実経路
この大火球の発光点は、M22036(井上弘行氏)が最も高い経路が写っており、その高さが95.0kmだった。最も低いとこまで写っていたのがM22024(SonotaCo氏)で、そこから消滅点の高さが27.7kmと出た。最大光輝は、M22041(増澤敏弘氏)から高さが59.4kmで明るさが-10.3等(絶対光度)だった。
この大火球の実経路長は、166.1kmだった。飛行途中で数個に分裂したが、分裂しなければ、あとどれくらい経路長が伸びたのだろうか。
今回の大火球の対地軌道は、各撮影地からの実経路がよく合った。図3にその実経路を示した。さらに分裂片の実経路を算出するのは、現実的には、動画を目で見て手動測定する方法が考えられる。今回は、その時間がとれず分裂片の手動測定は行わなかった。
4.軌道計算結果
この大火球の軌道計算は、著者がorbit3で計算をした。その結果のまとめは表2に示した。この大火球の輻射点はいて座にあり、どの流星群にも属さない散在流星だった。
暫定軌道計算結果を基に司馬康生氏がこの大火球に伴う隕石落下地点の計算を行い、SonotaCo Networkに発表した。
5.謝辞
表1の15名から、この大火球のデータ、動画、静止画等を提供していただいた。改めて15名の観測者の方々に感謝を申し上げる。SonotaCo Networkに今回の大火球情報が集まったが、これとは別に東亜天文学会の山田義弘氏から情報の連絡をいただいた。同氏に御礼を申し上げる。
また、今回の軌道計算結果から隕石落下位置の計算を行った司馬康生氏に感謝を申し上げる。
※今回の最終軌道計算結果がたいへん遅れてしまった。速報を出したかったが、果たせなかった。これは、速度決定がうまくゆかず、動画を提供してもらい、手動測定で時間を要したこと、カメラ25台の大量のデータが集まり、うれしい悲鳴をあげたことや、処理中に常用のパソコンが壊れてしまったことなど不運があったためだった。結果を待ちわびていた方々には、たいへんお待たせしてしまった。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3084 所在地: 大阪府
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日時: Fri Sep 23, 2022 9:37 pm 記事の件名: この火球の母天体は |
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ts007さん、この火球の母天体(たぶん、小惑星)は、見つけられましたか。
もし、候補がありましたら教えてください。
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ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5056 所在地: 埼玉県川越市
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日時: Sat Sep 24, 2022 1:11 pm 記事の件名: 予想通り、藤井さんの計算結果での第1候補の2021XQ3だと思います。 |
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よく似た軌道は、予想通り、藤井さんの計算結果での第1候補の2021XQ3だと思います。軌道図も入れました。NUP群の可能性もあります。これもまた、調べていませんが、近いです。彗星では、Lexellが一番近いです。この流星と似た軌道は、D判定で0.2までに114個の小惑星があります。今まだ、調査中です。2021XQ3は、一番近い類似軌道です。小惑星の光度やスペクトル型は、調べていません。
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最終編集者 ts007 [ Sun Sep 25, 2022 4:37 pm ], 編集回数 2 回 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3084 所在地: 大阪府
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日時: Sat Sep 24, 2022 9:38 pm 記事の件名: 速答ありがとうございます |
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ts007さん、ありがとうございます。
第1候補の2021XQ3を写そうとした人によりますと、この小惑星は31等という暗さらしいですね。写すなら地球に近づくのを待つしかなさそうです。それでも暗いでしょうね。
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