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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Aug 06, 2021 6:01 pm 記事の件名: AHD ZG2612Cシステム |
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追記です
【注意】本カラメより流星観測に適したAHDカメラ (AR-MHD8206RH)が見つかっています。別トピックに掲載予定なので、ご参照下さい。
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以下の別トピックで検討してきましたが、AHD-HDMI変換器の発売により AHDの防犯カメラ.Zosi ZG2612C を使った夜間の流星観測が可能なことが判明したので、システムの概要をこのトピックにまとめておきます。
https://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=4959
ZG2612Cの特徴は以下のようなものです。
(1)防水ハウジング入りレンズ付きカメラが3000円以下
(2)従来からの同軸ケーブルを使った防犯カメラケーブル1本で20m程度までは問題なく伝送できる。
(3)電源はWatecと同じ12Vの2.1mmプラグのアダプタが利用できる。
(4)AHD-HDMI変換器を通すことにより通常のHDMIキャプチャ機器でPCに接続可能
(5)1920x1080/30p の信号形式
(6)日中はカラー、夜間はモノクロモードに自動切替
(7)fovh 約78度の固定焦点距離、固定フォーカス、固定露出 レンズが内蔵され調整不要
(8 )防犯カメラとして屋外での使用が前提の製品で、太陽が直射してもすぐには壊れない模様
(9)シャープさはNTSCのWatec+CBC6mmF0.8レンズより少し良い程度で、良いレンズを付けたDMK33GX290eなどよりは劣る (撮像素子がカラー用CMOSなため、モノクロ映像はそれを補間して合成している)
(10)輪郭強調と3Dノイズ除去機能がオフにできないため、科学的測定には向かない
(11)電波干渉で設置場所により縦縞ノイズがでることがある。ケーブルの状況により減衰したりノイズが乗ることがある。
(12)夜間は赤外照射LEDが常に点灯する仕様なため、内部のコネクタを抜いて LEDをオフにする必要がある
(13)細かい仕様は非公開で随時変更(改良?)される可能性がある。現状では国内でネットで購入可能
ちなみに、カメラ以外の機材は以下でテストしました。
AHD-HDMI変換器 PAMIACAM AHD to HDMI Signal Converter (5500円程度)
HDMI-USB3 キャプチャ(UVC) EZCAP269
https://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=4452
尚、カメラは以下の手順で設定しました。
-- 初期設定 --
(1)一度resetして工場出荷状態に戻す。
(2)Day/Nigheは auto モードにする
(3)Video setting を AHD 30 にする
--明るく、カラーモードになっている状態で
必要なら、日中用の設定をしてSave Exitする
--視野を暗くして、"カチ"という音でIRフィルタが外れた状態にして、以下を設定する
(4)AE の BRIGHTNESS を 1にする (全体の明度調整の目標値が背景になるのでこれを暗くする)
(5)IMAGE ENHANCE の CONTRAST を MANUAL の 11 か 12にする (暗い所が黒くなるようにする)
(6)IMAGE ENHANCE の SATURATE を MANUAL の 0にする
(7)IMAGE ENHANCE の 2DNRを MANUAL の 0にする
(SHARPNESS と 3DNR は設定しても 明度変化で 自動的にAUTOに書き換えられてしまうので設定は無意味)
メインメニューで SAVE/EXITする
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画質はWATECよりやや良い程度ですが、システム価格がこれまでにない低価格で設置も容易です。
現状の UFOCaptureHD2 で1920x1080 30.0fps interlace off 設定で動作します (2Kライセンスまたは4Kライセンスで動作します。2Kライセンスは現在販売されていませんが、近い将来、2Kライセンスまたはその同等品が販売される予定です)。
尚、試していませんが、このカメラは ボタンによる設定で NTSC出力も可能です。この場合、従来のNTSCキャプチャ機器 (PC-DVSD/U2Gなど)でもキャプチャ可能です。推奨はしませんが、Watecの代替になる可能性があるかもしれません。
レンズはM12マウントですが、接着剤で固定されています。
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現在、 IMX327使用と明記された別のAHDカメラと AHD-USB3.0の直接キャプチャ機器も手配中です。これらについては別途アナログHDカメラのトピックで紹介予定です。
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IR-LED消灯のため、このコネクタを抜く必要がある |
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最終編集者 SonotaCo [ Mon Aug 09, 2021 6:23 am ], 編集回数 10 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Aug 06, 2021 6:06 pm 記事の件名: キャプチャ例 |
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キャプチャ例とUFOAnalyzerV2での分析例です
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参考までですが、昼と夜の切り換え観測のポイントは以下です
(1) UFOCaptureのスケジュールで昼と夜の2つの設定を作り Save Settingsする。両者の 設定ファイル名(*.ufi) を 両者の設定の中で指定しないといけないので、よく考えて何度かSaveSettings と Read Settingsを繰り返す
(2)両者の観測スケジュールは1分以上の切替時間を置くように時刻オフセットの設定をする
(3)Detect Size は夜間が3付近、日中は20から200(DarkObjectMaskをオフにする場合)
(4)日中DarkObjectMaskをオフにする場合はScintillation maskやSlowObjectマスクもオフにする
(5)格納先ディレクトリを分けて、日中はpm-am/dayをオフにするとよい
こうすると、放置しておいても日没時刻連動で自動的に設定が切り替わりほぼ連続した観測ができます。ただ、カメラのカラーモノクロ切替は照度を元にしているので 時刻は正確には一致しません。
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自動切替による日中のキャプチャ例
1/30フレームの1/2縮小
日中の方が解像度が高く感じます |
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