前のトピックを表示 :: 次のトピックを表示 |
投稿者 |
メッセージ |
ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
|
日時: Fri Dec 04, 2020 7:31 am 記事の件名: 2020年12 月4日0時48分57秒のXオリオン南群(ORS)の鉄流星の火球のスペクトル |
|
|
12月4日の0時48分57秒におうし南群の火球のスペクトルが撮影できました。スペクトルを見る限りで鉄が多く鉄流星の可能性もあります。ただし、本体が全部見えていないので爆発時の鉄の可能性もあります。カラーのスペクトルは、視野外で撮影できていません。解析の結果、鉄流星でした。藤井さんも撮影されていて軌道計算の結果、散在と判定されていますが、おうし南群と思われます。再度、小関さんの最新のMSS資料(ビデオ観測による流星群データ集.pdf)で軌道を確認した所、正確には、XOri南群の方により近いことがわかりましたので、タイトルを変更しました。おうし南群からは、ωが20から30度近くずれていました。6/7日にも他に5個ありました。そのうちの一つが7日の1時26分41秒です。
説明: |
本体途中まで。SONYα7s+Nikon 50mmF1.4+500本グレーティング(透過型回折格子フィルム)。 |
|
ファイルサイズ: |
95.75 KB |
閲覧数: |
2326 回 |
|
説明: |
スペクトルのみ。WatecNeptune100+CBCレンズ 6mm 600本グレーティング(透過型ブレーズド格子)。1次2次とも飽和しています。3次の飽和していない所で測定します。 |
|
ファイルサイズ: |
27.21 KB |
閲覧数: |
2326 回 |
|
説明: |
WatecNeptune100+CBCレンズ 6mm 500本グレーティング(透過型回折格子フィルム)。飽和しています。 |
|
ファイルサイズ: |
19.24 KB |
閲覧数: |
2321 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
23.14 KB |
閲覧数: |
2268 回 |
|
最終編集者 ts007 [ Mon Dec 07, 2020 9:18 pm ], 編集回数 3 回 |
|
トップに戻る |
|
|
ITO
登録日: 2004.08.09 記事: 1305 所在地: 東京都杉並区浜田山
|
日時: Sat Dec 05, 2020 3:39 pm 記事の件名: 2020. 12. 4 00:48:57 流星 |
|
|
当方(TK2)でもこの流星は撮れていました。J5_nTa 判定。
非常に明るくて他の流星とはちょっと異なる光ですね。印象的です。
ITO
PS. Mac の Safari でいつも投稿しているのですが、昨日から「ファイルの選択」ボタンが効かなくなって投稿するファイルが選べなくなりました。
Windows10 では OK だったので当方でのトラブル。ポップアップウインドーの許可などもやってみたのですが効果なし。このレスは Google Chrome で行いました。
説明: |
2020.12.4 全流星(19 イベント)です。中央右の明るのが 00:47:57
Panasonic DC-GH5s(改造品)+ Nokton25mmF0.95 C4K60P でキャプチャー。 比較明合成法で一枚にまとめました。
960 x 506p に縮小してあります。 |
|
ファイルサイズ: |
69.95 KB |
閲覧数: |
2178 回 |
|
説明: |
2020.12.4 00:48:57 流星部分の動画(mp4)です。 |
|
ダウンロード |
ファイル名: |
3004857_cropped.mp4 |
ファイルサイズ: |
11.11 MB |
ダウンロード回数: |
103 回 |
|
|
トップに戻る |
|
|
ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
|
日時: Sat Dec 05, 2020 6:07 pm 記事の件名: ITOさん。動画ありがとうございました。 |
|
|
ITOさん。動画ありがとうございました。動画を見ているだけで何とも言い難い感じを受けました。色の出方が面白いですね。黄金色が見えているので鉄流星の感じがわかる気がしました。最後にNaも少し出ていますね。解析結果がうなづけます。痕も撮影できていますね。スペクトルにもOの禁制線のラインが出ていました。
|
|
トップに戻る |
|
|
SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
|
日時: Sat Dec 05, 2020 8:42 pm 記事の件名: Re: 2020年12 月4日0時48分57秒のおうし南群の鉄流星の火球のスペクトル |
|
|
Tokyo8の静止画動画です。
カメラはローコスト4Kシステムで APS-Cのα6300 です。
無改造なので、色は見た目に近いと思いますが、2重窓ガラスのゴースト(緑を強く反射する)が重なっています
フォーラムは時代についていっておらず、色々不都合が出てきています。
いつかは乗り換えが必要ですが.... 時間が足りていません。
やるとすると現状と同程度の機能であれば 同じサーバーに別にフォーラムを開設して、古い方はリードオンリーにするというやり方になるかと 思います。
フォーラムのシステムはセキュリティの管理が大問題なので、長続きさせるには、相当慎重にやる必要があります。得意な方、おられますか?
説明: |
|
ファイルサイズ: |
113.48 KB |
閲覧数: |
2127 回 |
|
説明: |
|
ダウンロード |
ファイル名: |
M20201204_004857_TK8_u9.mp4 |
ファイルサイズ: |
5 MB |
ダウンロード回数: |
83 回 |
|
|
トップに戻る |
|
|
前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
|
日時: Sun Dec 06, 2020 11:20 pm 記事の件名: |
|
|
前田です。
さすが、4Kだと圧縮してあっても美しいですね。
Naは確かに出ていますが、鉄流星なんでしょうね。
鉄流星のスペクトルで、酸素の短痕が写っているスペクトルが1つだけあって
不思議に思っていたのですが、おうし群の対地速度でも短痕が出ることがあるんですね。
始めて知りました。
ts007さん、STAとの判定ですが、Vgは27km/sぐらいですか?
画像は飽和しているように見えますが、飽和していない発光点側から組成比を求めたのですか。また、1次から3次までスペクトルが見えているようですが、2次以上でのスペクトルでは、グレーティングの波長による感度が1次と違うと思いますが、補正はされたのですか。明るすぎで解析が難しいスペクトルですね。
|
|
トップに戻る |
|
|
藤井大地
登録日: 2014.12.26 記事: 168 所在地: 平塚
|
日時: Mon Dec 07, 2020 6:13 am 記事の件名: 富士と平塚での様子「 |
|
|
富士と平塚から見た様子です。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
841.38 KB |
閲覧数: |
2016 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
761.6 KB |
閲覧数: |
2016 回 |
|
説明: |
|
ダウンロード |
ファイル名: |
M20201204_00_000_KNB.csv |
ファイルサイズ: |
1.24 KB |
ダウンロード回数: |
67 回 |
|
|
トップに戻る |
|
|
ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
|
日時: Mon Dec 07, 2020 3:32 pm 記事の件名: 軌道計算結果です。 |
|
|
大体データがそろいましたので軌道計算しました。真輻射点や軌道からおうし南群でした。図では、おうし北群になっています。前からこの黄道ぎりぎりの場所での判定は、良く違うことがあります。軌道要素のωとNODEで判断するとわかります。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
18.32 KB |
閲覧数: |
1979 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
236.09 KB |
閲覧数: |
1979 回 |
|
説明: |
|
ファイルサイズ: |
10.99 KB |
閲覧数: |
1979 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
|
日時: Mon Dec 07, 2020 6:05 pm 記事の件名: この火球と他のXOri南群とおうし南群の軌道の違い。 |
|
|
再度、小関さんの最新のMSS資料(ビデオ観測による流星群データ集.pdf)で軌道を確認した所、正確には、XOri南群の方により近いことがわかりました。おうし南群からは、ωが20から30度近くずれていました。6/7日に1時26分の火球の他に4個ありました。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
9.98 KB |
閲覧数: |
1926 回 |
|
|
|
トップに戻る |
|
|
司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2167 所在地: 明石市
|
日時: Tue Dec 08, 2020 7:35 pm 記事の件名: 鉄流星の確認ができるだろうか? |
|
|
興味深い例を上げて頂き注目します。
鉄隕石的なものであれば、減速をしっかり調べると石質との密度の違いで
かなりの確からしさで分かるだろうと期待しているところです。
スペクトル観測とうまくリンクできる例が有ると良いなと思っています。
ただ、この流星が鉄質の密度であればもっと発光点、消滅点が低くなりそうに思います。
パラサイトの可能性は有るのだろうか、など考えています。
|
|
トップに戻る |
|
|
ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
|
日時: Tue Dec 08, 2020 8:51 pm 記事の件名: スペクトルでの鉄流星の発光高度の分布図 |
|
|
12月6日のオンライン流星サークル(OMC)で発表したものの中の図です。Voが27kmだと85km付近となります。ばらつきはありますが。その他の軌道要素などからの計算結果です。
Tjは、3.58 qは、0.46 q'(Q)は、3.27 Massは、194g KBは、ast タイプ Tj-iのグラフからもA-Cタイプです。密度は、1.9g/cm3?(この値は、信頼できません) となっています。
λ 175.38 β 0.24 βが4度程ずれています。これは、赤緯が4度程ずれているのでそれためです。
これらのいくつかがわかりやすくなるように図にプロットしました。矢印の上です。この近くに似た鉄流星があります。
説明: |
|
ファイルサイズ: |
134.85 KB |
閲覧数: |
1859 回 |
|
最終編集者 ts007 [ Thu Dec 10, 2020 11:25 am ], 編集回数 1 回 |
|
トップに戻る |
|
|
司馬康生
登録日: 2005.11.26 記事: 2167 所在地: 明石市
|
日時: Wed Dec 09, 2020 8:00 pm 記事の件名: Re: スペクトルでの鉄流星の発光高度の分布図 |
|
|
ts007 wrote: | 12月6日のオンライン流星サークル(OMC)で発表したものの中の図です。Voが27kmだと85km付近となります。ばらつきはありますが。その他の軌道要素などからの計算結果です。
Tjは、3.58 qは、0.46 q'(Q)は、3.27 Massは、194g KBは、ast タイプ Tj-iのグラフからもA-Cタイプです。密度は、1.9g/cm3 ?となっています。
λ 175.38 β 0.24 βが4度程ずれています。これは、赤緯が4度程ずれているのでそれためです。
|
詳しい解説をありがとうございます。
なるほど、発光点は低い傾向なんですね。
発光点高度の比較をするときに、カメラ感度の影響が大きいと思いますので、他のグループの観測と比較するときは校正をするべきかという難しい問題が出ますね。
密度は、コンドライトより小さな値ですが、古典的な測光質量と力学質量との比較から導いたものでしょうか(おそらく真の密度とはとはかなり違うと想像します)。
しかし、計算方法がそうなら、破砕の影響が効いていると思われ、隕鉄を想像することは的外れになりそうですね。
|
|
トップに戻る |
|
|
ts007
登録日: 2004.08.09 記事: 5069 所在地: 埼玉県川越市
|
日時: Thu Dec 10, 2020 11:23 am 記事の件名: レスありがとうございます。 |
|
|
司馬さん。私は、専門的には、よく分かりません。ただ、古典的な長沢先生の力学的密度の式でパラメータが不確かなものが多く?にしておきました。長沢先生の式でサンプルのパラメータを同じにして大体の結果が出ましたが、測光質量からの比較はしていません。今までの計算でも大体流星群で同じぐらいになったりかなりずれたりしていますのでまだ、式のパラメーターの検討もしないとうまくいかないので検討中です。ですので、この値は、信頼できません。コメントを入れておけばよかったですね。また、他者との高度の比較もおっしゃる通りで、カメラ感度やレンズの焦点距離の影響もあると思います。
|
|
トップに戻る |
|
|
|