SonotaCo.JP

藤原康徳

NMS同報のほうで27日01時04分付近で電波観測（HROとVORを利用した）のほうで強力なロングエコーが各地で観測されているという情報が出ていました。
さらに付け加えて光学観測はないか？という話も出ていました。

自宅のワテック6mm北東方向低空とDMK33GX290e・4mm北向きに、01時04分00秒にオリオン座流星群の流星が写っていました。6mmではー3.7等、4mmではー3.2等でした。
薄雲を通してなので光度は怪しいかも？しれません。この流星が電波観測されたものではないかということで同時観測を探してみました。

CSV交換室でダウンロードしたIS2_S、TKB_1、NN5_T1とOkayama1の5観測点からのCSVにこの流星のデータがありました。Osaka04のデータを入れてUFOOrbitV2で軌道計算をしました。

QualityはQ1ですが、そのままではOsaka04の50mmの010404も含んで計算されるので（この流星は明らかに別物）、Pairのdt　< 1.0にしました。

UNIFED_6で計算結果をみると輻射点位置のroとrtが大きく違います（赤緯は7.8度差）。流星の観測速度が速いので天頂引力の効果がこのように大きく出ることは考えられません。
roではオリオン座流星群の判定がrtではspになっています。個別の2点のペアでの計算では、大きな差はでていません。

この計算はUFOOrbitV2のVer. 2.61です。

ちなみに同じデータでUFOOrbitV2のVer. 2.53で行ってみましたが、roとrtで大きな差はでませんでした。

さらにに、27日の010400の前後の同時流星を計算してみました。010326の3か所でのUNIFED_3では（これもオリオン群）、voとvtには大きな差はありません（0.1度差）。
ところが、010735では（これまたオリオン群）では、UNIFED_5でvoとvtで大きな差が出ています。

この2流星も同じデータでUFOOrbitV2のVer. 2.53で行ってみましたが、roとrtで大きな差はでませんでした。

というような結果なのですが、何でこのような結果になったのか見当がつきません。何か操作方法を間違えているのでしょうか？
Ver. 2.61とVer.2.53の流星設定条件は同じにしていますが、何か見落としがあるのかな？

基本中の基本事項なので、尋ねるのも恥ずかしいのですが、ご助言をぜひともよろしくお願いします。

H.Yamakawa

　趣旨とは異なりますが、石川県かほく市から見たピークホールド画像を示します。　
　光学系がどこか少し汚れているので若干にじんだ画像になっています。 Embarassed

SonotaCo

ts007

こちらでもSonotaCo氏と同じになりました。V255とV261で比べましたが変わりませんでした。

H.Yamakawa

　若干話は違うのですが、この流星のOrbitが Osaka04 と Okayama1 のものしか表示されません。
　(UNIFID)も表示されないようなのですが、なにか設定とかありますでしょうか？
　eの値が1を越えているかいないかのようにも見えますけど、見当違いでしょうね。
　
　----　追記　
　じぶんで突っ込む　離芯率eが１を越える！？　そんな馬鹿な！である　測定がおかしいのかな。

Shimoda

実は私のところでもバージョンアップしてから藤原さんと同じ現象が出ていました。
理由がわからず困惑していました。
どこかに表示を変えるボタンでも増えたのかな？などと思っていて、聞いてみなければと思ってそのままでした。

ts007

SonotaCoさん再現できました。というか。私も気づいていたのですが、timeとtrailの両方のチェックがないとこの現象は、起きません。また、V2.61でも、timeにチェックをいれてもおきません。trailにチェックがあるとおきます。この時にすべての２点間では、キチンと計算ができているのにunifiledでは、おかしくなっています。でも、判定は、Oriになっていてspo判定にはなりませんので、藤原さんとはまた、少し違う設定になっているのでしょうか。藤原さんと下田さんの言っているのは、このことだと思います。私は、timeとtrailの両方のチェックを外していたので今回は気づきませんでした。今思えば、このことだったと思いだしました。今気づいたことはこれだけです。SonotaCoさん検討をお願いします。

Yamakawaさん。確かにYamakawaさんのデータは、他の人より速度が大きいですね。高速流星では、eが1を超えることがありますが誤差が多いです。eが1を超えると軌道は表示されません。

SonotaCo

SonotaCo

H.Yamakawa

　ts007さん　SonotaCoさん　　e>1の件ありがとうございました。
　冬季の休眠期間に入ったらいったん取り外してレンズクリーニングとか試みてみようかと思います。

藤原康徳

ts007さん、ご指摘ありがとうございました。

問題？が解決して良かったです。

機能が多くなると（それ自体は大変良いことなのですが）、意味を理解して使いこなすが年寄りにはつらくなってきそうです（もうなっている？）。

UFOCaptureシリーズはこのフォーラムがあるので、SonotaCoさんやベテランの皆さんからサポートがあり、たいへんありがたいです。

藤原康徳

Shimoda

ts007さん、SonotaCoさんありがとうございました。
放射点を表示させると(Radiant)、UNIFIEDのrtが離れたところにプロットされて、おかしなことになっていましたので、理由がわかってスッキリしました。
今後ともご指導よろしくお願いします。

ts007

まだ、問題は、解決していませんよ。再現できただけでどこかにバグがあると思います。今日は、V261でQualityを変えてもずれました。V255までは、問題なくtrailにチェックがあってもきちんとできています。V261では、この現象があります。ということで、この間でのプログラムの変更で何か新しい条件を加えたときに、その条件が悪さをしている可能性があると思われます。
　取りあえず、応急処置としてtrail のチェックを外すだけですので、解決したことには、なりません。SonotaCoさん、うまく伝わらなかったようですので書きました。V255からV261の間の変更で思い当たるところはないですか。

SonotaCo

ts007

Trail オフでは発生するケースは、ないようです。明らかに、V261では、Trail onでやはり、とんでもない値が出る時があります。低速でもこんな結果もありましたので、載せておきます。
V261で、Trail onでQuolityを変えてもこの現象がでる(結果を大きく変えるデータのせいではないようです。)ので、この組み合わせに問題があり、V255からV261の間の変更でなったものと思われます。すみません。Trail理論がよく分かっていないので参考にならないかも知れません。