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習志野隕石火球 ( 2020年7月2日南関東衝撃波火球 )
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投稿者 メッセージ
kaicho



登録日: 2006.12.22
記事: 70
所在地: 東京都府中市

記事日時: Mon Aug 10, 2020 12:57 am    記事の件名: 引用付きで返信

SonotaCo wrote:

今、星ナビが、 届き拝読しました。 とても丁寧に書いて頂き、ありがとうございました。沢山の方々の様子もわかり、裾野の広さを感じるような記事だと思いました。
今回は、何分初めてのことばかりで、対応がどうだったか、反省点も多いです。
でも、いい記事にして頂き、私も励みになりました。
なにもかも、観測を継続して下さっている皆様の努力の結果と思っています。
ありがとうございました。


お読みくださって、ありがとうございます。コメントもいただき、嬉しい限りです。
実はちょっと前から、編集部の人とSonotaCoネットワークを紹介したいですね、
と話していたので、せっかくの機会にと、囲み記事まで作成いたしました。
(古い話を持ち出してしまって、すみません。)
初期の隕石落下予報とか、SonotaCoさんにとっては、やや不本意なこともあったかも、
とは思いつつも、なるべく誤解ないようにドキュメントのように追うことにしました。
それでもまだ舌足らずな部分があったと思い、反省もしているところだったりしますが・・・。

これからも精進しますので、みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
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藤原康徳



登録日: 2004.08.10
記事: 2684
所在地: 大阪市淀川区

記事日時: Fri Aug 14, 2020 9:36 pm    記事の件名: 8月14日日経新聞朝刊 引用付きで返信

藤原康徳です。

8月14日の日経新聞の朝刊の20面に「火球観測で隕石発見」という記事が出ています。隕石落下からもう1月を過ぎましたが、まだ記事になるのですね。

新聞記事の多くは、隕石自体に焦点をあてた記事が多かったと思いますが、今回の記事は、火球観測から軌道解析をして隕石落下を予測という、
いわばまさに我々のビデオ観測自体に焦点があてられています。この記事自体は、平塚市博物館の藤井さんへのインタービューが基になっているようです。

隕石の写真はもちろん藤井さんが撮影された大火球の画像、藤井さんのビデオカメラがカラー写真で掲載されています。もちろん?Sonotaco Network
(ノタコ ネットワークとカタカナで読みがふってあります)の紹介もされています。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Thu Aug 20, 2020 3:06 pm    記事の件名: 分析結果 引用付きで返信

長らく再分析を続いていましたが、ようやくほぼ収束しました。
以下を変更しました。
1. クリップの時刻を経路計算結果が最も一致するように修正した。
2. 爆発部の影響を避けるため、分析時間範囲を限定した。(領域を絞るだけでは遠くの爆発の光芒が遅れて発光とみなされることがあった)
3. UA2, UO2 v2.61 による 直線性誤差が平均以上の点を自動的に計算から除外するモードを使用した。
4. 誤差計算上 Voの揺らぎを約10倍大きく設定していたバグを修正した。

結果、懸案だった Voの誤差を自動計算で、0.12km/sほどに小さくすることができたので、以下を当面の計算結果としたいと思います。
誤差数値は プロファイル作成時の比較星誤差と直線性誤差の自動計測を元にしたモンテカルロ法(1000回)による誤差伝搬計算で算出したものです。



B20200702_023202TMAP.png
 説明:
 ファイルサイズ:  13.91 KB
 閲覧数:  7793 回

B20200702_023202TMAP.png



B20200702_023202GMAP.png
 説明:
 ファイルサイズ:  18.29 KB
 閲覧数:  7793 回

B20200702_023202GMAP.png



B20200702_023202OMAP.png
 説明:
 ファイルサイズ:  15.11 KB
 閲覧数:  7793 回

B20200702_023202OMAP.png



Orbit.png
 説明:
 ファイルサイズ:  50.24 KB
 閲覧数:  7793 回

Orbit.png



U2_20200702_023202.csv
 説明:
軌道要素数値データです

ダウンロード
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 ファイルサイズ:  390 Bytes
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ts007



登録日: 2004.08.09
記事: 5055
所在地: 埼玉県川越市

記事日時: Thu Aug 20, 2020 4:17 pm    記事の件名: 2018VP1と関連があるのでしょうか 引用付きで返信

6月28日に地球と11月に衝突確率が193分の1の予想がされていた2018VP1と軌道が似ているような気がします。今日の火球の軌道要素でD判定で0.17となっています。
何か関連しているのでしょうか。11月頃に隕石になる可能性があるのでしょうか。そのとも11月でなく7月に隕石になってしまったというのでしょうか。妄想ですが???。



2018vp1.png
 説明:
母天体候補と2018VP1の軌道要素比較
 ファイルサイズ:  135.39 KB
 閲覧数:  7780 回

2018vp1.png


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藤原康徳



登録日: 2004.08.10
記事: 2684
所在地: 大阪市淀川区

記事日時: Thu Sep 17, 2020 4:06 pm    記事の件名: 日経新聞9月17日夕刊 引用付きで返信

日本経済新聞夕刊の2面にフォーカスといういわば時の人を紹介するコナーがあります。今日(9月17日)のこのコーナーで藤井大地さんが紹介されています。
横タイトルで「火球の撮影に成功」、縦タイトルで「アマチュア連携で流星観測」と出ています。もちろん、ここでの火球は7月2日の隕石火球のことです。

「撮影した動画は自身も参加する天文愛好家の団体「SonotaCo Network(ソノタコネットワーク)」で解析され、火球の燃え残りである隕石(いんせき)の発見につながった。」
というようにSonotaCoネットワークが紹介されています。

「観測用カメラを計40台設置している。一瞬の輝きを見逃さないように大規模な観測体制を敷いている」ということです。

藤井さんの大活躍ぶりからしてこの様な記事で紹介されるのは当然なのですが、SonotaCoネットの大元(?)のSonotaCoさんのところには取材依頼がたくさん来ているのでは
ないかと想像しています。
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上田昌良



登録日: 2005.02.07
記事: 3084
所在地: 大阪府

記事日時: Thu Sep 17, 2020 5:35 pm    記事の件名: Re:日経新聞9月17日夕刊 引用付きで返信

藤井大地さんのお名前がでてきましたので、ちょっと報告をします。
この火球の軌道計算で気になっていたのが、藤井さんの撮影動画の火球はUFOAnalyzerV2での自動測定では撮影経路の22°が測定できていました。しかし、撮影経路は49°の長経路が写っていましたので、私が手動位置測定をしようとしましたら、PC画面のカーソルが消えるという現象でどうしても測定できませんでした。
 最近AnalyzerV2の設定で「rect」「scl-mask」などをクリックしますと手動測定できることがわかり、藤井さんの撮影火球の経路49°を測定できました。長経路の撮影のありました3か所の観測速度の図を示しておきます。最終的に私は初速=16.3km/s±4.1km/sと決定しました。指数関数的減速のこだわっての結果です。
 残念ながら、藤井さんの火球動画はRBAviMETEORに取り込めず、輝度測定ができません。



2020 07 02 023202 VHM_観測速度 .jpg
 説明:
発光点から消滅点までの観測速度の変化
 ファイルサイズ:  127.89 KB
 閲覧数:  7347 回

2020 07 02 023202 VHM_観測速度 .jpg


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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Nov 01, 2020 5:36 pm    記事の件名: 千葉県立中央博物館で展示されます。 引用付きで返信

千葉県立中央博物館で11月10日より 習志野隕石のミニトピックス展が始まります。
習志野隕石の実物!! が展示されるとのことです。国立科学博物館との同時開催です。
詳細は以下をご参照下さい。
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1603949996322/index.html


最終編集者 SonotaCo [ Sun Nov 01, 2020 5:53 pm ], 編集回数 1 回
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Nov 01, 2020 5:52 pm    記事の件名: 国立科学博物館 引用付きで返信

国立科学博物館 は 習志野隕石の国際隕石学会への登録申請に伴って、
2020年11月10日(火)から12月13日(日)まで、
「関東上空の大火球に伴って落下した新隕石『習志野隕石』」が開催されるとのことです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000047048.html

習志野隕石の実物および関連資料、分析の結果などのパネル等の展示があるとのことです。
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Mon Nov 02, 2020 6:25 pm    記事の件名: 隕石学会 引用付きで返信

科博より連絡を頂きました。
習志野隕石のThe Meteoritical Society (国際隕石学会) への登録が完了し、隕石データベースに登録されたとのことです。
https://www.lpi.usra.edu/meteor/metbull.php?table&code=72653
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Nov 14, 2020 6:35 am    記事の件名: 隕石学会登録のプレスリリース 引用付きで返信

国立科学博物館より隕石学会登録のプレスリリースが出ました。
回収の経緯、鉱物組成、希ガス分析結果などがまとめられています。
最終的にH5コンドライトとの分析です。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000169.000047048.html
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Fri Dec 11, 2020 7:17 am    記事の件名: テレビ大阪に司馬さんが搭乗されました。 引用付きで返信

はやぶさ2カプセル回収に合わせて、習志野隕石を取り上げた番組が テレビ大阪 で放送されました。司馬さんが、観測の様子など解説されています。以下で公開されています。
「地球の起源に迫る「隕石」?!」
https://cdn.tv-osaka.co.jp/yasashii/news/?p=22206
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Tue Dec 22, 2020 3:25 pm    記事の件名: 習志野隕石 3号 引用付きで返信

国立科学博物館より、 習志野隕石 3号回収の連絡を頂きました。

発見は10月25、発見場所はの2号の発見地から1km内の船橋市のスーパー屋上とのことで、回収された隕石の質量は 14.67gとのことです。
発見者の方は隕石かどうか自信がなくてしばらく手元に置かれていたのですが、千葉県立中央博物館の習志野隕石の展示を見られてやはり隕石に似ていると思われて、ご連絡されたとのことです。
隕石のガンマ線測定は国立科学博物館によって行われました。隕石が小さいため1カ月余の長期測定を要しましたが、半減期300日余りのMn-54等が検出され、今回の火球の一部であることが確認されたとのことです。

今回の習志野隕石3号の回収によって、回収総重量は1号の156g, 2号の194gとあわせて364gとなりました。
火球の経路計算からはより重い 1kg程度の質量落下が予想されています。今後のさらなる回収を期待したいと思います。
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藤原康徳



登録日: 2004.08.10
記事: 2684
所在地: 大阪市淀川区

記事日時: Wed Dec 23, 2020 4:41 pm    記事の件名: Re: 習志野隕石 3号 引用付きで返信

SonotaCoさん、情報ありがとうございます。

この3号の話ですが、単に私の情報収集能力が低いからにすぎないのかもしれませんが、マスコミに流れていません(見つけられなかった)。

いつも情報を送って下さるY先生からも情報が入ってきませんでした。もっとも、はやぶさ2のほうで大忙しなのかもしれませんが。

これが3号ということは、阿部さんから報告のあった物や某大学屋上の物は隕石ではなかったということなのですね。
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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Wed Dec 23, 2020 5:30 pm    記事の件名: Re: 習志野隕石 3号 引用付きで返信

藤原康徳 wrote:
SonotaCoさん、情報ありがとうございます。

この3号の話ですが、単に私の情報収集能力が低いからにすぎないのかもしれませんが、マスコミに流れていません(見つけられなかった)。

いつも情報を送って下さるY先生からも情報が入ってきませんでした。もっとも、はやぶさ2のほうで大忙しなのかもしれませんが。

これが3号ということは、阿部さんから報告のあった物や某大学屋上の物は隕石ではなかったということなのですね。

我々にとっては落下位置の範囲を知る上で大変大きなニュースで、回収質量も3号だけで はやぶさ2が持ち帰った質量の2.7倍 なのですが、
今回の発見された隕石が1号2号よりずっと小さかったこと、発見日から2カ月近く時間が経ってしまったこと、もう3つ目 ということで、一般向けとしてはニュースバリューが小さいのだろうと思います。科博もニュースリリースを出す予定はないそうです。
確実な情報を持つ機関からの公式の発表がないとマスコミも動きずらいということだろうと思います。

今の所、この他の情報は入っていません。
大きい隕石なら、測定期間は短くて済むとは思いますが、ガンマ線測定に入った段階で、それなりの発表があるといいと思っています。
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しゃあ



登録日: 2004.08.09
記事: 547
所在地: 山口県宇部市

記事日時: Mon Dec 28, 2020 7:10 pm    記事の件名: 隕石落下の範囲 引用付きで返信

3号出たんですね。
1897年(明治30年)8月8日午後10時半頃の仁保隕石も3号まで拾われましたが範囲は直線距離で5kmでしたからもっと出ても不思議はないです。
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