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望遠観測での流星光度

 
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投稿者 メッセージ
前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Sat Feb 29, 2020 2:00 pm    記事の件名: 望遠観測での流星光度 引用付きで返信

SonotaCoさんへ
前田です。
400?レンズの観測での、光度決定のパラメータについて質問です。
あまり考えずに、通常のレンズと同じようにUFOAnalyzerV2.48で解析していたのですが、パラメータを確認すると添付のようになっているものがありました。

MagHが8.9等で、MagLが9.0等と、ほぼ等しいのですが、このようになっていても
問題はありませんか。LevLもかなり高い感じがします。
この時の、流星の高度決定のグラフも付けました。
6等から9等の比較星が直線に乗っていて、流星のライトカーブは、6等から7等の
間にあります。

流星画像も付けました。暗めの普通の流星です。60pで、シャッター速度が1/60sで撮影しています。
流星が暗めなので6等となるのは、長い経路に沿ってピクセルの値を足し合わせたからだと思っています。



400mmMag.PNG
 説明:
 ファイルサイズ:  85.42 KB
 閲覧数:  3303 回

400mmMag.PNG



M20200219_221503_JPMZ1_HT_mask_trim.png
 説明:
 ファイルサイズ:  98.3 KB
 閲覧数:  3303 回

M20200219_221503_JPMZ1_HT_mask_trim.png



M20200219_221503_JPMZ1_HT_trim.PNG
 説明:
 ファイルサイズ:  371.9 KB
 閲覧数:  3303 回

M20200219_221503_JPMZ1_HT_trim.PNG


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sat Feb 29, 2020 2:24 pm    記事の件名: Re: 望遠観測での流星光度 引用付きで返信

前田 wrote:
MagHが8.9等で、MagLが9.0等と、ほぼ等しいのですが、このようになっていても
問題はありませんか。LevLもかなり高い感じがします。

MagH と MagL が近い過ぎると傾きの計算精度が低下する可能性があると思います。
MagL は手動で設定していると思うのですが、これを 10等程度に暗くするのはうまくいかないでしょうか?

全体としてゲインが高すぎで 殆ど2値画像 つまり、LevH = 8bitの飽和値 に近いピクセルしかない という状況 なら説明がつくのですが゛、静止画では中間値も多いように見えるので、ちょっと不思議で 説明に自信がありません Confused

関連項目として利用する比較星の等級の最大値の設定があり、これが9等付近になっているようにも見えます。これは Mask Editor の smagボタンの上の欄で指定しているもので、とりあえず、これを10.0にすると良いと思います。
(10.0 以上は添付の恒星表が10等までなのでとりあえず意味がありません。)
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Sat Feb 29, 2020 9:10 pm    記事の件名: 引用付きで返信

SonotaCoさんへ
前田です。
早速のアドバイスありがとうございます。

>全体としてゲインが高すぎで 殆ど2値画像 つまり、LevH = 8bitの飽和値 に近いピクセルしかない という状況 なら説明がつくのですが゛、静止画では中間値も多いように見えるので、ちょっと不思議で 説明に自信がありません

そうです、LevLとLevHの差が、実際の画像では、もっと大きく見えるのです。

>関連項目として利用する比較星の等級の最大値の設定があり、これが9等付近になっているようにも見えます。これは Mask Editor の smagボタンの上の欄で指定している
>もので、とりあえず、これを10.0にすると良いと思います。
>(10.0 以上は添付の恒星表が10等までなのでとりあえず意味がありません。)

このことは、マニュアルに載っていたので、10.2等にセットしてありました。
グラフで星が9等で切れているのは、この日、空の状態が良くなくてそのあたりが
本当に最微等級だったようです。

>MagL は手動で設定していると思うのですが、これを 10等程度に暗くするのはうまくいかないでしょうか?
この手動の調整は、無意識で行っていたので、10、11等、そして、8等にセットして
解析してみたものを図に載せます。手動でセット後、Aボダンを押してそれぞれ再解析してあります。10、11等は、初めに載せた9.04等のものとほとんど変わりませんでした。
そして、8等にセットしてみると、LevLの値は、変な値になりましたが、流星の光度自体は、10等の時とほとんど変わらずに測定されています。

これらのことから、星の明るさと星の明度の積算値のグラフの直線部分がきれいに決まっていれば、流星の光度はLevLの値にかかわらずちゃんと計算されるということですかね。



MagL10image.png
 説明:
magLをマニュアルで10等にした場合

グラフは縮小されて見にくかったので、ピクセル等倍にして張り付けてあります。
 ファイルサイズ:  155.44 KB
 閲覧数:  3275 回

MagL10image.png



MagL11image.png
 説明:
magLをマニュアルで11等にした場合
 ファイルサイズ:  130.83 KB
 閲覧数:  3275 回

MagL11image.png



MagL8image.png
 説明:
magLをマニュアルで8等にした場合
 ファイルサイズ:  117.83 KB
 閲覧数:  3275 回

MagL8image.png


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SonotaCo
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登録日: 2004.08.07
記事: 12653
所在地: 139.67E 35.65N

記事日時: Sun Mar 01, 2020 7:13 am    記事の件名: 引用付きで返信

前田 wrote:

これらのことから、星の明るさと星の明度の積算値のグラフの直線部分がきれいに決まっていれば、流星の光度はLevLの値にかかわらずちゃんと計算されるということですかね。

結果的に綺麗に直線状なので、等級測定としてはうまくいっていると思います。
直線部分が飽和明度以上というのが今一つ不思議な感じがしますが、望遠撮影での星像の大きさの関係でこのようなことが起こっているような気がします。
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前田



登録日: 2004.09.01
記事: 2754
所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)

記事日時: Mon Mar 02, 2020 12:37 am    記事の件名: 引用付きで返信

SonotaCoさんへ

なるほど、横軸がベースの明るさを差し引いた積算値なので、MagLの
影響をあまり受けなくなると言うことですかね。何となく分かりました。
ありがとうございます。

前田
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