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mars
登録日: 2005.05.28 記事: 3136 所在地: 岡山県津山市/久米郡美咲町
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日時: Mon Mar 25, 2019 9:13 am 記事の件名: 2019年3月24日 23時46分0秒の火球 |
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OM4:2019/3/24 23:46:00 遠方火球を捕らえました。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3084 所在地: 大阪府
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日時: Fri Apr 12, 2019 11:21 pm 記事の件名: 火球の軌道計算結果 |
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火球の軌道計算結果
2019年3月24日23:46:00(JST)出現
報告:上田昌良
概要
大分県日出町上空の93.1kmに絶対光度-7.7等の火球が出現した。消滅点は大分県豊後高田市上空の25.1kmで、突入角が62.9°だった。また、初速は19.1km/s±3.4km/sで地球大気に突入しており、流星ではかなり遅い速度で、消滅点の高さもかなり低かったことを考えあわせば隕石落下も期待できるものだ。しかし、動画でのこの火球の撮影は高さ34.4kmで終わっており、それから消滅点までの大気中の振る舞いがわからず残念だった。
この火球の修正輻射点は、αG=174.6°δG=+3.7°だったので、散在と判定をした。この近くにはおとめ座η流星群(EVI)輻射点があるが、この火球出現時のEVI輻射点位置は、 αG=188.7°δG=+3.0°VG=25.0km/sだった。この位置は2008年から2017年の10年間のSonotaCo Networkデータから私が決めたものである。それでこの火球の輻射点位置とEVI輻射点は14.2°も離れていた。
この火球のi(軌道傾斜角)が0.59°で地球軌道平面とほとんど同じなのだ。このような軌道は珍しいのかどうか、2018年3月のTV同時流星を調べてみた。i(軌道傾斜角)とe(軌道離心率)の関係を図に表した。その結果は図のとおり珍しいことではなかった。軌道傾斜角が小さい流星がかなり多いのだ。
同時流星
この火球は次の所で撮影されていた。
奈須栄一(大分県、M19009)、静止画(5184×3456ピクセル)、全経路。
横道順一(岡山県、M19010)、動画、発光点側。
上田昌良(大阪府、M19011)、動画、発光点側。うす雲あり。
奈須氏の観測地と火球の最大光度までの距離は63.4kmと近く、迫力のある火球画像が得られた。横道氏の所からは274.1km離れており、上田の所では399.5kmとかなり遠かった。
謝辞
撮影者の方々からは画像やデータを提供していただいた。感謝を申し上げる。奈須氏の静止画の火球位置測定を司馬康生氏に行っていただいた。さらに、横道氏には、動画も提供していたいた。動画は私がUFOAnalyzerV2(SonotaCo作)の手動で火球の位置測定を、輝度測定はRBAviMeteor(熊森照明 作)で、軌道計算はorbit3(上田昌良 作)で行った。各ソフトを使わせていただいたこと感謝申し上げる。
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