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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Jul 03, 2020 7:44 am 記事の件名: 低空火球が計画の盲点でした |
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完璧を期したTokyo8のカメラ配置でしたが.....
2020年7月2日の南関東衝撃波火球で なぜか 天頂剥き HDカメラに映らなかったという問題が発生しました。
原因を調べた所、 なんと この火球は 雲で前半が見えず、雲で切れ目ではすでに 高度30km程に落ちてきてことが原因でした。
視野は高度100kmを基準にして設計していたが、高度30kmでは視野が凄く小さくなっていたということでした。
幸いこの火球は南東高仰角向け分光カメラで末端を捉えることができました。視野が重複しているのが役立つこともあるようです。
ご参考まで
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高度100km付近の 天頂むきHD PZカメラの視野 |
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高度 30km付近では 凄く視野が狭くなっていました。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 04, 2020 11:28 am 記事の件名: なるほど |
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前田です。
高度が1/3になると、視野面積は1/9ですか。なるほど、納得です。
その点全天カメラは、どんな高度でも1台でカバーできていいです。
全天カメラは、写る星の数が少なく、精度がでないのでやはり、通常の広角レンズでないと意味が無いかなあと考えていたところでした。
参考になりました。
隕石見つかるといいですね。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Oct 31, 2021 2:54 pm 記事の件名: Tokyo8 2021 10月 |
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Tokyo8 2021年10月末のシステム構成を載せます。
下図のように C4K60p 1台、4K60i 3台、2K30p GigE 2台、2K30p AHD 2台、SD 2台の計10カメラをPCで処理しています。
それぞれのPCは能力的な余裕はあまりありませんが、一応連続して安定運用できています。
CSVハブの方に以下のお話しがあったので、日々の運用を書いてみます。
カメラが多いと本質的に大変ですが、決まった操作を自動化することで気を使わないで処理が進むようにしてストレスを減らしています。
米口 一彦 wrote: | 6夜分です。ここしばらくよく晴れています。
夏からカメラを増やして喜んでいましたが、最近解析の大変さを痛感しています。
特に、1週間分まとめると報告まで3時間くらいかかってひどいです。
皆さんどうやっているのでしょうか。(カメラの多い方はこの大変な作業をやってこられたのですね。。)
私の場合、1 UFOCaptureのDBで目で見て、虫など不要ファイルを消す 2 各PCのアナライザーで解析 3 アナライザーで1ファイル2クリップやnoise,slowなどclassを確認 4 全カメラのデータを1つのPCのアナライザーでまとめる です。
SonotaCoさんのストレスレスなやり方を詳しく知りたいところです。
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[キャプチャドライブの共有]
全部の観測PCは2.5GHzの有線LANで接続されており、クリップのあるドライブはWindowsのワークグループの共有で、他のPCからアクセス可能にしてあります。
1台の分析用のPCでは他のPCのクリップの場所を"ネットークの追加"で自PCの1つディレクトリとしてUA2からアクセス可能にしてあります。
他のPCからのリモートシャットダウンをするPCのIPアドレスは手動で固定設定しています。
[観測PCの起動を終了]
4台のPCは常時稼働の小型PCでNightSchdularを利用して日没10分後位にWOLで起動し、各々NightSchdularで各カメラのUFOCaptureHD2を起動します。
各カメラのキャプチャはスケジュールで日没20後付近で自動的に開始します。
SSDにキャプチャしているPCはSchedule設定で、観測終了時にキャプチャ内容をHDDに移動させ、SSDを毎日空にします。
複数のSSDを使うカメラがあるものは1カメラだけ観測終了時刻を遅くしておいて、そのカメラのコピー後にシャットダウンする設定にしています。
ということで、キャプチャは基本的には無操作で毎晩進むようにしています。
(それでも色々トラブルがあり、毎晩観測がうまくいっているかチェックはしています。日光シャッターが開いていない夜とか、何故か起動していないPCがあるとか....あります)
分析に入る時には、全観測PC用のWOLコマンドをまとめたbatを実行して全部のPCの電源を1操作で入れます。
分析が終わったあとには全観測PCをリモートシャットダウンするbatを実行して全PCの電源を1操作で切ります。
起動と終了の話は以下のトピックを参照してください。
https://sonotaco.jp/forum/viewtopic.php?t=3639
[分析]
UFOCaptureHD2はカメラの台数分のディレクトリを作りそれぞれネット経由でクリップが見えるようにしておきます。
UA2の4Kカメラはカメラ毎に、HDやSDのカメラは2,3台分まとめて、それぞれデレクトリを作り分析できるようにしておきます。
全部のUFOCaptueHD2によるチェックとUA2による分析を連続して行うための.batは例えば以下の様な形で全カメラ分を記述しておきます。
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rem V1
CD C:\UFO\UFOHD2_V1
UFOHD2.exe
cd C:\UFO\UA2_V1
start UA2.exe
rem U1
CD C:\Systools\UFOHD2_U1
UFOHD2.exe
cd C:\Systools\UA2_U1
start UA2.exe
rem U6
CD C:\Systools\UFOHD2_U6
UFOHD2.exe
cd C:\Systools\UA2_U6
start UA2.exe
....
rem G7 G8
CD C:\Systools\UFOHD2_G7
UFOHD2.exe
CD C:\Systools\UFOHD2_G8
UFOHD2.exe
cd C:\Systools\UA2_SD
UA2.exe
rem ALL
CD C:\Systools\UA2all
UA2.exe
------------
.batファイルのポイントは UFOHD2の方は普通に起動して、UA2の方は"start UA2.exe" の形で、起動を掛けるが、終了を待たずに次に行く 形にすることです。
こうするとまず UFOHD2であるカメラの全クリップを見て飛行機やノイズなどの不要なクリップを削除し、それを終了すると UA2と次のUFOHD2の両方が起動するので、UA2の方で分析を開始させます。
そして分析している途中で次のカメラのクリップを見てチェックでき、次々に分析を並行して実行されることができます。
Ryzen5800は16スレッドなので、10カメラの以上の並行分析でもさほど処理は遅くなりません。
途中分析が終わったUA2があれば、1ファイル2クリップやnoise,slowなどclassを確認して必要な再分析をさせます。
noiseやcurveが複数ある時は マスク画像の修正だけまずやってしまい、分析したい先頭のクリップにカーソルのある状態で ctrlキーを押しながらAnalyze allを押すと、curveなどとなっているクリップだけ連続して再分析できます。
UA2での確認が終わったら、それぞれのUA2は終了しています。全部終わると最後に UA2_ALL などとした全カメラ分を読み込むUA2が起動され、そこで read dir して MCSV出力します。
と、こんな感じでやっています。UFOHD2のチェックと分析が並行してすすむので、トータル時間は短くなくなります。細かい所で不明な所があれば質問してください。
以前は並行処理がもたついていましたが、LANを2.5Gにして、分析をRyzen5800のPCでやるようにしたら、どんどん進むようになりました。
とはいえ、クリップの多い日は大変です。雷光が多い夜の場合には、致し方なく、当該時刻範囲をまとめて削除することもあります。
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米口 一彦
登録日: 2012.05.03 記事: 1177 所在地: 石川県加賀市
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日時: Sun Oct 31, 2021 5:36 pm 記事の件名: Re: Tokyo8 2021 10月 |
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SonotaCoさん、システムの紹介ありがとうございました。
軽々しく”知りたい”と言ってはいけないような構成でした。
すぐには真似できそうにはありませんが、少しでも取り入れられたらやってみます。
また日々の解析の様子を教えていただいた皆様、ありがとうございました。
皆さんも同じくらいの時間をかけていることを知り、少しホッとしました。
冬は雪や雷で不良クリップが増えますが、頑張っていきます!
※最初のころ、どうしたら観測数を増やせるか悩んでいたことを思い出しました。初心忘れるべからず、ですね。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Tue Nov 02, 2021 12:07 am 記事の件名: |
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前田です。
バッチファイルなどで、パソコンを制御してるんですね。
HDDを止めたり動かしたりするよりは、動かしっぱなしがよいと思って、
ONのまま運用しています。
SonotaCoさんのシステム構成はちょうどパソコンを買おうと思っていたので、とても参考になります。
Ryzen4750Gで4Kが2台動くんですね。5700G にするか、5800X にするかで少し悩んでいました。
また、この#77では、HDDの時は推奨されていなかった、sys ディスクをcap用のメモリにしても一応大丈夫なんですね。
また、SSDは、寿命が短いのでシステムにはしない方がよいと昔は(雑誌などで)言われていましたが、もう大丈夫なんですね。この構成でもほとんどが、M2.にシステムが入ってますし。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Apr 13, 2023 7:46 am 記事の件名: U1カメラ更新 |
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U1カメラとして 9年間使い続けたILCE-7sが不調となり、 Sony ZV-E10 + SEL15F14G による 3960x2160/29.97p に代替しました。
ISO 32000上限の ISO Auto, P モードで観測しています。
レンズがとてもシャープで暗い比較星まで認識できるようで、Detect Sizeも他の4Kカメラに比べて下げることができそうです。
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Sony ZV-E10 + SEL15F14G ピークホールド
1/4縮小 |
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