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投稿者 |
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H.Yamakawa
登録日: 2005.11.01 記事: 3559 所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)
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日時: Wed Apr 23, 2008 11:36 pm 記事の件名: M20080423_034408 の準火球 |
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Ishikawa2 南向きカメラを -4.1等の準火球(散在)が乙女から獅子にかけて横切って行きました
スティル画像の保存設定を忘れてしまったので 代わりにシンチレーションマスク画像を jpegで載せておきます
動画は痕を曳いてきれいです
みなさんのところからはどうでしたか?
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M20080423_034408_IS2_S.mpg |
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室石英明
登録日: 2005.05.07 記事: 1294 所在地: 石川県能登町
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日時: Thu Apr 24, 2008 6:17 am 記事の件名: Re: M20080423_034408 の準火球 |
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H.Yamakawa wrote: | Ishikawa2
みなさんのところからはどうでしたか? |
能登からは全経路映り込みました。Toyama1、Toyama2でも捕らえています。
Toyama1は富山市天文台のwebページにあります。
http://www.tsm.toyama.toyama.jp/tao/gallery/fireball/index.htm
Toyama2のkomaさんのは勝手にUPします
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3089 所在地: 大阪府
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日時: Thu Apr 24, 2008 7:05 am 記事の件名: Re:M20080423_034408 の準火球 |
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こちら(大阪府)でも発光点側が写っていました。
静止画を掲載します。
動画はファイルサイズが大きいですから、次の所に掲載しました。
http://meteor.chicappa.jp/TVM20080423d034408.html
位置測定後の軌道計算結果が楽しみですね。
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2008年4月23日3:44:08JSTの火球
6mmレンズ |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Thu Apr 24, 2008 8:02 am 記事の件名: 南天 高速流星 |
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珍しい南天からの高速流星でしたね。
とりあえず、10カメラの同時観測結果です。
経路長が197.8kmと出ています。
突入角が8.9度と浅く、2.7秒程で高度124km〜96kmで燃え尽きたようです。
この高度でこの短時間に燃え尽きるということは、数g以下の軽く小さな流星だったのだろうと思います。
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masuzawa
登録日: 2005.04.09 記事: 3706 所在地: SHIOJIRI
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日時: Thu Apr 24, 2008 8:47 pm 記事の件名: Re: 南天 高速流星 |
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SW(m8 ) カメラ 〜 W (m9) カメラの視野に入りました。
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SW(m8) カメラ f=12mm 視野の上端ぎりぎり |
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HROのデータです。ロングエコーになっていました。 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3089 所在地: 大阪府
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日時: Fri Apr 25, 2008 6:52 am 記事の件名: Re: 南天 高速流星 |
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大阪府でもこの流星からと思われるエコーが受かっていました。
送信地と流星、そして受信地の位置関係でエコーの受信状態に
違いがあり興味深い電波のデータも得られました。
注、こちらのPCの時刻が約7分も遅れていました。電波は計数を
目的としていますので、時刻修正は1か月に数度しか行ってい
ません。
説明: |
2008年4月23日3:44:08JST出現の
ロングエコー
流星の電波観測(HRO)による。 |
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さぎたりうす
登録日: 2004.08.09 記事: 4405 所在地: 大阪府大阪市東淀川区
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日時: Fri Apr 25, 2008 7:39 am 記事の件名: osaka01からの眺め |
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12mmで、前半部が写っています。
珍しい場所からの流星でしたね。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Apr 25, 2008 10:27 am 記事の件名: 調査してみたいです。 |
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すばらしい多点観測で、12mmレンズでの観測も複数あり、多くの情報が得られそうなので、この流星をより詳細に分析してみたくなりました。
高空の高速流星なので、減速は測定できない可能性が高いですが、
質量損失と光度の関係をシミュレーションと比較することなどはできそうです。
よろしければ、皆さんのこの流星の分析後の A.XML をメールで私宛送付頂けないでしょうか? (あて先はいつものものですが、下のメールボタンを押してください)
多く集まれば集まるほど精度がでます。
観測点緯度経度情報は公開しません。結果はここに書きます。
よろしくお願いします。
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IS2,Niigata2 受け取りました。ありがとうございました > 上村さん、Yamakawaさん
Nagano1の2カメラ分受け取りました。ありがとうございました > masuzawaさん
osaka01受け取りました。ありがとうございました > さきたりうすさん
Ishikawa1, Osaka03受け取りました。ありがとうございました > 室石さん、上田さん
こんなに沢山の調整は初めてです。やりがいがありそうです 。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Apr 26, 2008 8:30 pm 記事の件名: Fire Ball Inspector の結果 |
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皆さんのデータが、あっと言う間に集まるのは本当に凄いことですね。ありがとうございました。
とりあえず速攻でお送り頂いた7観測と私の分の8点同時観測をFBIで分析してみました。
まずは、観測時刻補正です。
以下、調整前後の等級カーブと高度カーブです。横軸は最も早い観測の絶対時刻を0とした秒数です。
調整前は等級も高度もバラバラです。
調整によって、高度と絶対等級がかなり揃います。
時刻誤差は4観測が20msec以内と非常によくあっており、最大では0.7秒ありました。
絶対等級(真ん中のグラフ)は時刻を合わせると理想的には全観測でほぼ一致する筈です。
6観測は各時刻の絶対等級が1等級以下の誤差でほぼ一致しましたが、Ishikawa2とOsaka03はやや低く出ています。
透明度の影響もあるかもしれませんが、等級の調整がされていない可能性もあるかと思います。ちなみにTK1 はこの夜は薄曇りで恒星は殆ど見えていませんでした。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Apr 26, 2008 8:40 pm 記事の件名: FBI による経路平面の決定 |
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FBIでは経路と地心を通る平面を1つ決めて、この平面上と各観測方向線が交わる位置を求めます。
そして全観測点の全フレームができるだけ一直線になるように平面を調整します。
以下が今回のケースでの結果です。
IS2を除く7観測は求まった経路直線からの誤差がほぼ0.5km以内に入っています。L-Dグラフが各観測方向の直線からの誤差です。
IS2を含めて全体の誤差が最小になるように調整すると、他の誤差がより大きくなってしまいます。今回はA.XMLのみを集めたので、原因を確定できませんが、とりあえず、IS2の観測方向のaz.ev.rotがずれている可能性があるように思いました。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Apr 26, 2008 9:03 pm 記事の件名: 質量予測 |
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今回のように高空の高速流星では、減速が観測誤差より遥かに小さいので、力学的手法による質量算出はできません。
でも、高度、突入角、速度、消滅までの時間がわかっているので、力学モデルを当てはめて、質量の上限を予測することはできます。
以下は、流星物質の密度と昇華熱を それぞれ 1000kg/m^3 と 1000cal/g つまり水や氷とほぼ同じとし、熱伝達係数を1.0 すなわち、流星と衝突する大気の運動エネルギーのすべてが流星の昇華に使われたとして計算しました。
これ以上燃えやすいことは考えにくく、昇華に使われるエネルギーを全発生エネルギーとした予測なので、これで観測経路で消滅することを条件として計算すれば、流星質量の上限が判るのではと思います。(より重いと継続時間が長くなり、観測時間に収まりません)
やってみたところ、熱伝達係数を1.0とすると今回の 流星質量の上限は10g となりました。
ちなみに、熱伝達係数を0.2とすると、なんと質量上限は2桁小さくなりました。
緑が実測の絶対等級で、赤がシミュレーションによる明るさです。かなりよく一致させることができました。
さこに、絶対等級から光力係数を用いて質量算出する光学的質量算出結果も合わせて計算しました。(初期質量10gとして2.8秒で燃え終わるように光力係数を調整しました)
黄が光学モデルの計算結果ですが、これも同質量でほぼ同じカーブとすることができるようです。
流星物質の密度がわからないので、これ以上推測するのは難しいですが、一応、高空での質量減少仮定も FBIのモデルで処理できる可能性があることが判りました。
それにしても最大でもたった10gの質量しかないのに -4等の明るさになるとは少し驚きました。
この辺が力学的モデルが算出する質量が少なすぎると言われる理由なのかもしれません。
もしかすると、エネルギーを使わない質量減少プロセスがあるのかもしれません。
例えば、重い岩石を包んでいた氷が解けると、岩石はエネルギーを消費することなく流星から離れるとか......でも、それでは光量は増えませんね
ともかく、高空の高速流星を分析できたことは、大変勉強になりました。
ありがとうございました > 皆様
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絶対等級の実測値とモデル計算値 および
光学モデルとFBI力学モデルの比較 |
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今回の流星のシミュレーション
2.8秒で燃え尽きるには10g程度が限界です。 |
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H.Yamakawa
登録日: 2005.11.01 記事: 3559 所在地: 石川県かほく市 IS2 (TK4は停止)
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日時: Sun Apr 27, 2008 9:48 pm 記事の件名: データに誤差があるようで申し訳ないです m(_ _)m |
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データに誤差があるようで申し訳ないです m(_ _)m
>IS2の観測方向のaz.ev.rotがずれている可能性があるように思いました。
具体的に何をしたらよいか分からないのでご指導願えませんでしょうか
とりあえず、その日の223026(月明なし)と問題の034408(月明)のaz.ev.rotを記します
:az :ev :rot
-----------------------------------------------------------------------------
223026(月明なし) :194.342285 :47.716141 :4.112044
034408(月明) :194.285446 :47.651463 :3.991541
月の有無で azで0.06度 evで0.06度 rotで0.12度 1日の中で違っています
というぐらいのところしか気づけません
(223026:mask41 link31 ddpix avr0.255 max0.434 deeg avr0.022 max0.039
034408:mask37 link26 ddpix avr0.302 max0.597 deeg avr0.027 max0.051 )
これを見ると月明で位置補正がしきれなかったのでしょうか・・・?
月明がなく すっきり晴れた夜があれば まずプロファイルを作り直してみたいと思っていますが どうでしょう?
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Apr 28, 2008 7:47 am 記事の件名: Re: データに誤差があるようで申し訳ないです m(_ _)m |
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あ、ご心配かけてしまいましたね。 > Yamakawaさん
比較星も充分あるのに、不思議だと思っていました。
私の方の調整ミスの可能性もあります。
ともかく原因調査してみましょう。
プロファイルやAVIなどを転送して頂ければと思います。のちほどメールします。よろしくお願いします。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Apr 28, 2008 10:01 am 記事の件名: FBI調整による差 |
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現状でのFBIでの調整の違いによる差を掲載しておきます。
下図で、左がIS2以外ができるだけ集まるようにしたこれまでのもので、
右がIS2もできるだけ集まるようにしたケースです。
輻射点方向にして0.2度ほどの違いなのですが、
左図では前半では殆どの観測がほぼ集まり、IS2を除く誤差が0.5km程度に集まっているのに対し、
右図ではosaka01,osaka03が下側に振れ、Nagano1_m9, TK1が上に振れるという見る方向による差が出て、全体の誤差が大きくなっています。
これから、前述の結果では、左図の調整結果を採用しました。
しかし、これは不思議な現象です。
比較星の数や、記録されている測定誤差からは、IS2の分析方法に問題があった可能性は少ないように思います。
思いつくのは、IS2の今回の観測が、最も火球経路に近く、最も明るく火球を捉えている点です。
これが逆に誤差を生んでいるのかもしれません。
FBIでは経路直下だと交差角が少なくなり誤差が拡大される性質があるという点と、
近距離だと光芒が大きく、周辺部も大きく算入することになるので、
光芒の中心位置誤差が逆に増える可能性もあります。
詳細はIS2のクリップをお送り頂いて再分析をして検証したいと思っています。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12669 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Apr 29, 2008 10:55 am 記事の件名: IS2再分析 |
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IS2の生データを転送頂き、パラメータを調整しつつ再分析してみていますが、原因がわかりません。これはとても難しい問題のようです。
とりあえず、H.YamakawaさんのIS2の分析はとてもよく出来ていて、大きな問題点は見つかりませんでした。
どうぞ、ご安心ください > H.Yamakawaさん
全く予想がハズレました。こうなると、UA2の分析方法か、FBIの分析方法自体の問題あるいは限界の可能性が出てきました。
何故、こうなるのか、そもそもの原因から考え直してみます。
気にしている誤差を定量的に調べ直さないといけなさそうです。
少し時間がかかりそうです。
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