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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Mar 22, 2008 6:07 pm 記事の件名: ゼロから考える流星質量 |
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火球軌道分析ツールFireBallInspectorは光学観測からの非直線経路の分析部、
およびダークフライト計算部が一応完成し、隕石落下地点を予想できるように
なりました。
しかし、現状のFBIは隕石の質量を仮定する必要があります。
いくつも仮定をして結果のバラツキを見ることができるのでこれでも良いのですが、
折角なら、質量の推定計算もしたいと思っています。
で、いつものように私なりにゼロからスタートして実用プログラムまで辿り着きたいと思っています。
そもそものUFOCaptureからそうでしたが、門外漢が先入観なして始めると新しい方法が生まれたり、
結構良いものが出来たりすることがあると思います。
今回の当面の目的は、落下隕石の質量を予測することです。
質量が正確に予測できるようになれば、落下地点の計算の精度も上がり、隕石発見の可能性も高まるからです。
しかしながら、隕石となるような流星は大抵途中で大規模な爆発を伴います。
爆発でどれだけの質量が失われるかは全く想像もできません。たぶん、直接計算できる日は来ないのではないでしょうか。
となると、爆発前をどれだけ正確に計算しても意味がなく、爆発後の僅かな経路からすべてを計算しないといけないのかもしれません。
ま、でも、一応できることはやってみたいと思います。
今度こそ、急がずゆっくりやりますので、コメントよろしくお願いします。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Mar 22, 2008 6:08 pm 記事の件名: 力学的質量と光学的質量 |
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さて、先入観なしにスタートといっても、先人がどう処理していたのかは知っておいて損はありません。
と、いくつかの文献を当たるとさっそく全く理解できないものに遭遇しました。
それは 力学的質量と光学的質量 という2つの主たる方法で求めた結果が全然違うという話です。
流星の力学的質量とは、
大気抵抗 = (大気密度*流星断面積*摩擦係数*流星速度^2)/2
が
流星が受ける力 = 流星質量*流星減速加速度
に等しいとして 速度変化の測定から質量を推定したものです。
一方、流星の光学的質量とは
質量が減る割合とその時放出する光量は光力係数というものを介して関係があるとして、
絶対等級から質量低減速度を求め、これを積分して求めるものです。
で、この2つの方法で計算した結果が1000倍違うとか、
流星が破砕されてるなど等価断面積が大きいと仮定すると合わせることができるとか
光力係数を見直すべきだとかいう論文があるようです。
私にはこれらの議論が全く理解できません。
そもそも、エネルギー保存を考えると、
大気抵抗がする仕事は流星を減速させるエネルギーと流星を過熱して光などを出すエネルギーに分かれるのではないでしょうか。
つまり、力学的に質量を求めるなら、大気抵抗から光学的に費やされる力を引いたものから求めないといけないと思うのです。
言い換えると上記力学的計算式は、光や物質を全く放出しないときの話だろうと思います。
従って、上記式で求めた2つの質量は本来別ものなので一致しないのは当たり前で、そもそも比較するのはおかしいと思うわけです。
大気抵抗が為す仕事がどの位の割合で配分されるかは高度や速度に依存するのだと思います。
高度100kmで高速の時はその殆どが光学的に消費され、(大気抵抗 >> 流星が受ける力)
高度50kmから20kmでは両者に配分され
高度20km以下では力学的に作用する
と考えると、高高度で速度低下が観測できないことや力学的質量が増加することがあるのが自然に理解できると思います。
言いたいことは、熱に変わってしまったエネルギーに相当する分は流星には力として届かないということです。
最初に変な論文群にぶつかってしまっただけかもしれないのですか.....、
コメント可能な方、是非お願いします。
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すみません、少し書き直しました 3/22 20:13
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sat Mar 22, 2008 8:25 pm 記事の件名: Re:力学的質量と光学的質量 |
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この種のことは、司馬さんがお詳しいと思います。
私の考えは、
1.大気中で蒸発してしまう(全部溶けてしまう)普通の流星なら、
全質量=力学的質量
全質量=光学的質量
2.隕石として落下する火球なら、
ダークフライト時の質量=力学的質量−光学的質量
(こんな単純なものではないでしょうね)
質量計算で最も影響のあるのが各種の係数ですね、もちろん、観測誤差
の影響もありますが、
質量計算は、興味がありますので、いろんな情報や考え方の提示は
勉強になります。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sat Mar 22, 2008 9:57 pm 記事の件名: Re:力学的質量と光学的質量 |
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コメントありがとうございます。 > 上田さん
問題は今の力学的質量の計算式が 流星が受ける力として 大気抵抗力をそのまま使っている所にあると思っています。
100km程の上空では流星が受ける力は大気抵抗力の1/1000位だとすると過去の観測値がよく合うように思います。
これだけ大きな差なので、今までこれを誰も指摘していないとしたら、とても不思議です。
司馬さんには、落下地点の方でも質問があり、是非登場お願いしたく思っています
なにしろ、私はこの分野はまるっきり初めてなので、ポカをやっていないか心配しています 。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3090 所在地: 大阪府
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日時: Sun Mar 23, 2008 7:33 am 記事の件名: Re:力学的質量と光学的質量 |
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力学的質量と光学的質量ですが、やはり以前に発表のあった
精密な軌道が得られ、かつ隕石が取得された例がありました。
これらの発表で質量の計算式など述べられていたものをみる
のが、まず第一歩と思います。
このへんの文献にお詳しい藤原さん、何か推薦文献を教えて
いただけませんか、
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Mar 23, 2008 11:17 am 記事の件名: Re:力学的質量と光学的質量 |
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上田昌良 wrote: | 力学的質量と光学的質量ですが、やはり以前に発表のあった
精密な軌道が得られ、かつ隕石が取得された例がありました。
これらの発表で質量の計算式など述べられていたものをみる
のが、まず第一歩と思います。 |
おっしゃるとおりですね。よろしくお願いします > 皆様
このトピック、絵がないと淋しいので、将来できるMassシートのイメージを掲載しておきます。
私の今のイメージは、元々流星の持っていた運動エネルギー e が 空気抵抗f によって光学的に予想される質量損失 deo と速度の低下による力学的損失 ded を生み、しだいに減っていく というものです。
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追記です。
まだ言いたいことが整理できてなくて、色々な言い方をしてすみません。
お風呂でボーと考えていたら、エネルギー保存則を導入するのは、周囲に飛び散る質量の分とか大気を暖める分とかあって、上限しか与えず、それから計算できるものではないと分かりました。
でも加熱するエネルギーと減速させるエネルギーが独立しているという考えはそれでよいような気がしています。
しだいに整理されると思うので、気長にお願いしますね。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Mon Mar 24, 2008 1:03 pm 記事の件名: 少し勉強しました |
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少し文献をよんで、力学的質量と光学的質量を私なりにまとめてみました。
一応これまでの方法が何を仮定して求められているものかをはっきりさせたつもりです。
無視されている項はいずれも算出法がなく0と仮定せざるを得なかったのだと思いますが、これを無視したまま進めると進歩がないように思っています。
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最終編集者 SonotaCo [ Mon Mar 24, 2008 3:18 pm ], 編集回数 3 回 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Tue Mar 25, 2008 7:49 pm 記事の件名: 現状理論その2 |
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現状理論で、力学的質量を算出するようにし、これが光学的質量に一致するように初期質量と光力係数を調整しました。
力学的質量は加速度が妥当に測れている範囲でしか計算できないので、
有効なのは 開始3秒から4秒のわずかな部分だけでした。
この部分を一致させたところ、
初期質量 170g 最終質量 6gで一致しました。
(この結果が正しいと、随分減ってしまって、隕石探しは苦労しそうです)
ちなみに、力学的質量と光学的質量を一致させると
図中右下の緑の線と黄色の線がが重なります。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Mar 26, 2008 9:13 am 記事の件名: 爆発による質量損失 |
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試しに、爆発の時点で質量を30%失うとして計算してみました。
以下が結果ですが、今回の爆発のタイミングでは諸量は連続的でこのような質量損失を仮定することは無意味でした。
参考まで。
説明: |
爆発タイミング(赤線)で30%の質量を失うとした例 |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Mar 26, 2008 10:23 am 記事の件名: 感想 |
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今回の計算で感じたことをまとめておきます。
(1) 今回の火球では高度50km以上では減速が観測されていない。
--> 高高度では流星を減速させずに発光させて質量が剥ぎ取られている。
--> 運動量保存則をベースにした通常の空気抵抗の式はこの領域では使用できない。
高高度質量損失過程については、流星は、痕やプラズマの電波反射領域を残すことから、
例えば、リンゴをピストルで打ち抜くような加速度を与えず質量を減らすメカニズムを検討すべき。
(2) 今回の火球では高度30km付近で、減速が緩やかになっており、空気抵抗が急に減ったように見える。
--> 固体に対する空気抵抗の計算式では説明が難しい
低空の空気抵抗低減については、例えば、噴出するガスによって空気抵抗が減るというようなモデルを計算すべき。
濡れた手でウナギを掴む.... というよりはホバークラフトとかエアーホッケーのような現象でしょうか.....
(3) 光学的質量は結果を確定できない。
光学的質量計算は全てのエネルギー損失が光量に対応する質量損失と仮定しており、他の損失を無視するため、大きめに見積もられる可能性を持っている。
m*v*v' 項を無視しているので、減速がある場合、大きめに見積もられる可能性を持っている->速度変化と運動量変化を考慮すべき。
光力係数は速度、高度、密度などに依存する可能性もあり、確定し難い量となっており、その設定により、結果はいかようにも変わる。
(4)力学的質量計算は複数桁の誤差が見込まれる。
力学的質量計算は、流星体を仮定密度の固体として断面積を算出し、それにかかる直接の大気抵抗のみを作用する力と仮定している。このため質量は少なめに見積もられる可能性をもっている。
力学的質量計算は加速度をもとに算出されるので、加速度の測定誤差が十分小さい範囲でしか有意とならない。
流星では速度変化は一様でなく、加速度の測定誤差は通常極めて大きい。
断面積については、破砕の影響などを考えて、力を受ける衝突断面積と流星断面積と違うものとして扱う必要がある。
これはCd値のダイナミックな変化と捉える方が妥当だと思う。
運動量保存則の適用に当たっては、質量とともに失われる運動量を考慮すべきで、エネルギー保存則との併用も望まれる。
(5)爆発の影響を論じるのはまだ早い。
先は長いですね
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Mar 26, 2008 10:46 am 記事の件名: 面白そうな話題です。 |
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前田です。
今日は出張モードで昼間に家にいます。
このあたりの、議論は日本語の教科書ではあまり見ませんが、流星2を参考に
されていますか。他の洋書でしょうか。
個人的に気になったのは、10式のF=FS+FXの所ですが、
大気の摩擦の中に発光のエネルギー分は含まれていて、別の項を立てなくても
よいのかなと思いました。
流星の運動エネルギーのほとんどは地球大気に衝突する事によって、地球大気の
温度を上げ、プラズマ化するのに使われていると想像します。
発光はプラズマ化した(励起された)分子が安定化する時に
自然に出てくるので摩擦力の中に含まれているのでは無いでしょうか。
もう少し細かくいうと、Fxは流星の温度を上げる項だけで、流星の発光のエネルギー
分は含まないのかなと感じです。
また、書かれていませんが、 Fs>>Fx がほとんどの経路で成り立っていると
いうのは、仮定されていますか。
例えば、1gの30km/sの流星体のもつエネルギーは4.5*10^7J
ぐらいと思いますが、この流星体だけを6000度に温度を上げるには
途中分からないパラメータはありますが、5*10^3Jぐらいで、
オーダーが非常に違うと思います。残りのほとんどは地球大気を暖めるのに
使われていると思っています。教科書等に載っていたのではなく
私が勝手に考えたので、間違っているかもしれません。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Wed Mar 26, 2008 2:45 pm 記事の件名: Re: 面白そうな話題です。 |
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コメントありがとうございます > 前田さん
確かに、Fxに発光エネルギーに直接関係する力があるというのはヘンですね。私もそう思います 。
Fs を 球形の固体の進行方向断面積Sに対する空気抵抗としたので、
それと観測される F が経路の大部分で合わないので、致し方なくFxを導入しているというのが本当の所です。
今は、Fxは以下のようなものかと想像しています。
1.流星の破砕による等価断面積の増加(または流星密度密度の低下またはCd値の増加)により増加した空気抵抗
2.放出された昇華ガスまたはプラズマと大気との作用による力(正または負)
3.質量損失とともに失われていく運動量相当分(負)
強いて言えば 2 が発光に関係する可能性がありますが、まだ何とも言えません。
いずれにしても、今の式を一度忘れて、区間別にメカニズムを考えてゼロから出発した方が良いというのが言いたいことです。
前田 wrote: | このあたりの、議論は日本語の教科書ではあまり見ませんが、流星2を参考に
されていますか。他の洋書でしょうか。 |
"流星2"というのは読んでません。ネット上で2,3内外の論文を見ました。
「衝突天体の気体力学-流星はなぜ光るのか」
という訳本を今日入手予定で、読んでみようと思っています。
あ、あと最初に司馬さんのホームページで概要を勉強させてもらいました 。
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注文していた本が届きました。以下です。
衝突天体の気体力学―流星はなぜ光るのか?
ウラジミール・P. ストゥーロフ,A.I. ビースルイ,V.N. ミルスキー (著), 東海大学出版会...[以降これを文献1とします]
ロケットやミサイルの再突入研究の成果でしょうか、極超音速飛行についての解析方法(主として数値解析)が半分以上を占めています。
空力に対する解析は詳細です。蒸発して質量を失いながら飛ぶときにのモデルなどもありました。
しかしながら、期待した流星部分については、他の研究者の結果と同程度の推定がモデルからの数値解析で可能というレベルのようです。
光学的質量と力学的質量については、計算例の殆どで10倍程度の開きがありました(力学的質量が小さい!!)。
少し、残念でした。
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最終編集者 SonotaCo [ Fri Apr 04, 2008 5:22 pm ], 編集回数 1 回 |
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登録日: 2004.08.07 記事: 12671 所在地: 139.67E 35.65N
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