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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12670 所在地: 139.67E 35.65N
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12670 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Jan 27, 2008 2:48 pm 記事の件名: L-Ls |
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報告会で説明しようかと思ったのですが、それほどのことでもないですね。
以下、執筆中の次版UFOOrbitのマニュアルに含める図です。
L-Ls は典型的な輻射点移動をキャンセルするものですが、
元々は輻射点のその日の太陽方向からの方位を示すというものなのですね。だから、地心速度がよく揃い綺麗なグラデーションになるわけです。
ギャップは、以下の図に答えが書いてありますが、軌道図を見比べるとその理由がわかります。注意すべきは天頂引力の影響で低速のものは軌道図の進入方向と輻射点方向がかなりずれることですね。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Fri Feb 01, 2008 1:32 am 記事の件名: よく分からないのですが。 |
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宮崎の前田です。
私もちょうど2007年のまとめをしていて同様の図を書いていたところでした。
太陽との黄経差が220度の方向からの流星はちょうど太陽とぶつかる軌道を
描くとうことですか。黄緯方向に延びるのは、軌道傾斜角が違っても
軌道の形が同じだからでしょうか。
もう少し詳しく教えてください。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12670 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Fri Feb 01, 2008 10:58 am 記事の件名: Re: よく分からないのですが。 |
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前田 wrote: | 太陽との黄経差が220度の方向からの流星はちょうど太陽とぶつかる軌道を描くとうことですか。。 |
その通りというか、少なくとも太陽のすぐ近くを通過するコースになるということです。
以下、最初の図で、黄緯と天頂引力を考えなければ、L-LS=180度 つまり地球に丁度反太陽方向から直線的に来る流星は太陽にぶつかるしかなく、決して2度と地球に接近しないわけです。
実際にはこれが楕円軌道なのでやや複雑で個別に見ないといけないのですが、平均的には180度から40度ほどずれた地点が最も太陽に接近するコースになります。
これは近日点距離 q が小さいものをプロットするのが分かりやすいですが、やってみると、2番目の図のように220度を中心にした半径10度ほどの円周外に多く分布します。
太陽に近づけは壊れたり、吹き飛ばされたりなど色々な変化を受けることとなり、結局、円の中は安定した周回軌道では存在しえないことを意味していると思います。
言ってみれば、クロイツ群の中でも地球の近くを通る Sun & Earth Grazer なわけですね。
木星が地球を小惑星から守る番人の働きをしているとよく言われますが、地球を守る働きは太陽の方が遥かに大きいような気がします。
前田 wrote: | 黄緯方向に延びるのは、軌道傾斜角が違っても軌道の形が同じだからでしょうか。 |
これは、まだよくわかりません。空白域は殆ど円に近いのかもしれませんが、q は 黄緯には鈍感な可能性もあります。
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q < 0.01 の軌道 (Sun & Earth Grazer) |
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12670 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Feb 03, 2008 10:03 am 記事の件名: 近日点距離とL-Ls図法 |
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L-Ls図法は季節を無視して軌道の形を見る時に便利です。
以下はUFORadiantで2007年の結果を 近日点距離距離 q 別にL-Ls図法でプロットしたものです。見事に関係が分かります
どうやら同一近日点距離の軌道は黄緯方法にやや膨らんだ楕円になるようです。
2箇所可能性のでる時もあります。
またkCg関連などは近日点距離が1.0付近に集まっていて、ギリギリ地球軌道に達していることが理解できます。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12670 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Feb 03, 2008 10:07 am 記事の件名: ちなみに、 |
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以下は 近日点距離 0.4+-0.05AU を 通常の黄経、黄緯で表示したものです。
これでは全く集まりません。
考えてみれば当たり前ですが、
輻射点が高黄緯のものは、近日点付近で地球にぶつかるものしか有り得ない
地球衝突コースにはq=0.5〜0.9では2つのピークあり、それぞれに巡航、逆行がある
など、色々理解できました。面白いですね。
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最終編集者 SonotaCo [ Sun Feb 03, 2008 10:39 am ], 編集回数 2 回 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3089 所在地: 大阪府
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日時: Sun Feb 03, 2008 10:30 am 記事の件名: Re:L-Ls |
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SonotaCoさん、輻射点が殆どない「橋本の隙間」の解明
ありがとうございます。
この件は、「橋本の隙間」付近の速度を調べたら原因がわかるのでは
という所で止まっていたと記憶しています。ですから解明者はSonotaCoさん
になりますね。
図などで表示していただきますとわかりやすいです。
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SonotaCo Site Admin
登録日: 2004.08.07 記事: 12670 所在地: 139.67E 35.65N
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日時: Sun Feb 03, 2008 11:45 am 記事の件名: Re:L-Ls |
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さっそくのコメントありがとうございます > 上田さん
理解できた時は嬉しかったです
皆さんのリクエストで実装したL-Ls図法ですが、当初は輻射点移動のキャンセル位にしか思わなかったのですが、かなり本質的な表示方法だったのだと思います。
そもそも、L-Ls は地球と太陽の関係を固定して(その日の太陽方向を0°として)測った方位になるので、
輻射点が天頂方向に来るときの時刻を表しているとも見ることができます。
これは、地球向点方向を1点に集めことにも相当しており、これにより地心速度が綺麗に揃い、
同時に太陽方向との関係が決まっているので、地球を通るものは近日点距離が決まってしまう
ということだと思います。
私自身勉強になりました。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Tue Feb 05, 2008 11:48 pm 記事の件名: 面白いです |
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前田です。
近日点と輻射点の分布の関係面白いです。ありがとうございます。
確かに(220、0)で、輻射点が無いのは分かるのですが、黄緯の高いところが
直接説明できてませんね。色分けを速度でなく、軌道傾斜角でするとよいのでしょうか
よく分かりません。
また、近日点距離が1の時に高黄緯に広がるのは直感的も納得できます。
私のまとめも紹介します。天文回報(日本流星研究会)に投稿したものです。
群流星を除いて散在流星だけをプロットしています。Nは1200ぐらいです。
まず、ANTがよく分かります。ANT(反太陽方向散在流星源)のひろがりは、UA2では
8度で判定していますが、12度ぐらいまで広げてもよいかなという気がしました。
次に難物のAPEX(地球向点散在流星源)ですが、太陽黄経の差が250度から290度までの
流星につい黄緯5度置きに輻射点の数の分布をとって、その緯度帯の面積で割ったもの
(すなわち、輻射点数の密度)のグラフを書いてみました。
すると、黄緯40度あたりにピークが得られました。これがN-Apexでないかと
思います。電波観測などでは、もっと北に現れるようですが、光学観測でこのような
分布が出せるとは感動しました。
ANTとAPEXもその付近が多くなることは分かって来ましたが、なぜ多くなるのかは
まだわかっていないと思います。ANTもその拡がり方からみて、単に輻射点が
高いからという感じでは無いような気がします。
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