izumi
登録日: 2006.02.08 記事: 120 所在地: 秋田県湯沢市
|
日時: Fri Dec 21, 2007 6:37 pm 記事の件名: 3点同時観測になっていました |
|
|
この準火球はmasuzawaさん、SonotaCoさんと三点同時観測になっていました。輻射点はよく収束しています(ちょっと感動)。1/tで抽出した軌道は
M20071218_030146 44.1AU/ 0.214AU/ 0.995/ 124.6°/ 85.3°/ 33.8°/ 293.0年
先の軌道と非常に近いのですが、軌道半長径がだいぶ大きくなっています。この差は、速度のわずかな差からきているようです。
Vo=41.6km/s, 42.4km/s Vg=40.3km/s, 41.1km/s Vs=41.6km/s, 42.2km/s
日心速度のわずか0.6km/s(1.4%)の差がこれだけ響いてきます。以前、「ペルセウス群あたりの速度だと、速度の1%誤差は軌道半長径が倍になって効いてくる」という話を聞いたことがありますが・・・高精度軌道への道のけわしさが見えてきたような感じです。
多点観測対応ソフトのシュミレーションサンプルデータになりそうな感じもします。
12月15日にもTokyo1とTokyo5で同時観測があります。こちらの軌道もよく似ていますが、速度がやや遅く出た関係で遠日点が土星軌道の内側に入っています。
M20071215_232824 Vo=40.5km/s Vg=38.8km/s Vs=40.1km/s
説明: |
|
ファイルサイズ: |
57.51 KB |
閲覧数: |
3511 回 |
|
説明: |
きっちりと一致していますが、スケールを強拡大すると微妙に散らばってきます。 |
|
ファイルサイズ: |
44.04 KB |
閲覧数: |
3511 回 |
|
説明: |
1/tで抽出すると一番外側になります。M20071215_232824は、この6個よりさらに内側に入ります。 |
|
ファイルサイズ: |
51.61 KB |
閲覧数: |
3511 回 |
|
|
|