UFORadiantで過去の観測結果を見ていたのですが、今回の突発は、J1_gAnとして抽出されているものとは異なり、IAUの軌道データに多く見られる、軌道長半径の大きなグループに該当するようです。
2005〜2006年のSonotaCoネットの観測ではVg=55〜60km/sのものが多いですが、今回は65km前後で揃っており、7月末のgDrの突発的な活動を彷彿させられます。
イエニスケンスのMeteor Shower and ....で、SPEの軌道として紹介されているものに、Porubcan and Gavajdova の A search for fireball streams among photographic meteors (Planet. Space Sci. 1994)より引用されているものがありますが、今回のものはその軌道とほぼ一致しています。(もとの文献を持っていませんので、孫引きになります。)
a q e ω Ω i
SonotaCo-net 151.1 0.724 0.995 244.2 164.6 137.9
PG1994 inf 0.733 >1.0 242.6 166.9 140.5