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mars
登録日: 2005.05.28 記事: 3136 所在地: 岡山県津山市/久米郡美咲町
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日時: Sat Mar 21, 2020 7:49 pm 記事の件名: 2020年3月21日 2時35分11秒 九州方面上空に出現した大火球 |
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大分県の大分天文協会会長の山本幸司さんが、九州方面に出現した大火球を撮影されていました。
山本さんからは許可を頂いています。
OM4:岡山からは遠方火球で捉えていました。
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M20200321_023511_Okayama4_.mp4 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Sat Mar 21, 2020 8:56 pm 記事の件名: Re:2020年3月21日 2時35分11秒 九州方面上空に出現した大火球 |
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もっと遠方火球です。なんとか写ってました。
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Shimoda
登録日: 2006.12.12 記事: 3445 所在地: 長野県朝日村
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日時: Tue Mar 24, 2020 8:40 pm 記事の件名: Re: 2020年3月21日 2時35分11秒 九州方面上空に出現した大火球 |
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同じく大分県の奈須 栄一さんが撮影されていました。
了解をいただいたので転載します。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Tue Mar 24, 2020 11:57 pm 記事の件名: Re: 2020年3月21日 2時35分11秒 九州方面上空に出現した大火球 |
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下田さん、この奈須さんの画像を位置測定して、そのデータを使って軌道計算をします。特に問題はないと思いますが、
しかし、いつも情報収集、速いですね。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Mar 25, 2020 10:40 am 記事の件名: |
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宮崎の前田です。
この火球のデータは、csvハブに載せています。
岡山からは晴れていたら写っていると思いました。大阪も透明度が
よかったようですね。
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M20200321_023511_JPMZ1_HZ.mp4 |
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MZ1_HHのスペクトルの0次から求めたcsvファイルを載せておきます。 |
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M20200320_20_001_MZ1_HH.csv |
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説明: |
4mmスペクトルカメラ
1/2のスローモーションで編集
本体のすぐ横の流星はゴースト
NaとMgの1次、2次、3次が見えています。スペクトルで尾を引いているのが、Naという方がわかりやすいですね。
O778は、1次と2次が見えているはずですが、Oの2次とMgの3次はぴったり重なってしまっています。 |
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20200321_023511_JPMZ1_HH50%slow.mp4 |
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Tue Jun 23, 2020 1:33 pm 記事の件名: 宮崎県沖の上空に出現した火球 軌道計算結果 |
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宮崎県沖の上空に出現した火球
2020年3月21日2:35:11(JST)出現
報告:上田昌良(Masayoshi Ueda)
概要
宮崎県日向市の東海上上空に2020年3月21日2:35:11(JST)火球が出現した。そして、6か所での同時観測があった。その観測者は次の諸氏だった。
動画:横道順一(岡山県、M20026)、前田幸治(宮崎県、M20030、M20031)、上田昌良(大阪府、M20029)
静止画:山本幸司(大分県、M20027)、奈須栄一(大分県、M20028)、 田村稔(愛媛県、M20032)
これら6か所の同時流星で私がOrbit3(上田昌良作)にて軌道計算をした。その結果、この火球は宮崎県と高知県の間の海上上空を飛行していた。発光点高度は93.4kmで、消滅点高度は30.5kmだった。もう少し消滅点高度が低ければ隕石落下の期待もでてきたところだ。この火球の最大光度は、絶対光度で-6.3等だった。
この火球の輻射点はおとめ座の中にあった。この時期にはおとめ座に小流星群が散見されるのだが、この火球はどの流星群にも属さない散在流星だった。注目されるのは、この火球の軌道傾斜角が0.41°と異常に小さく、周期が1.7年ほどであることだ。これだけ軌道傾斜角が小さいと地球との接近の期間が長いので、公転している間に衝突する確率が高い。もし、この火球と同じような軌道を持った隕石となるような大質量の流星物質があれば地球と衝突する確率が高いと勝手なことを思っている。
さて、現在では天体の位置表示は2000.0年分点で表されている。今はそれから20年が経過しており、その間の歳差でαδはどれくらいの差が出ているのかを調べた。M20028の発光点αδで2000.0年分点の位置と2020.20年分点では、角度で0.28°の差が生じていた。この2通りの分点で軌道計算をすると発光点側の91.8km上空で実経路位置に1.7kmの差が生じた。もう少しすれば、次の統一分点である2050.0年分点が議論され始めるだろう。
最後に火球のデータなどを提供していただいた撮影者の皆様に感謝をもうしあげる。また、M20028とM20032の静止画より火球の位置測定をしていただいた司馬康生氏にお礼をもうしあげる。そして、M20027の静止画よりの位置測定は、私が川上浩氏作の位置測定ソフトを使った。川上氏にお礼をもうしあげる。
説明: |
火球の実経路。若干ずれているところのもあるが、あとはよく一致している。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Wed Jun 24, 2020 11:37 pm 記事の件名: |
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上田さんへ
前田です。計算ありがとうございます。
M20030、M20031は、どちらがどのレンズですか
全天カメラが、比較星が少ないので、精度が悪いのではないかと思います。
観測速度も急激に落ちていますね。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Thu Jun 25, 2020 9:40 am 記事の件名: Re:宮崎県沖の上空に出現した火球 軌道計算結果 |
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前田さんへ
M20030は4mm(HH)、M20031は2.8mm(HZ)です。この2台のカメラの撮影地は同じではないのですね。今気づきました。再計算します。
質問です。M20031のフレーム間隔は何秒なのですか?ワテックカメラなら1/60秒ですが、この動画はわかりませんでしたので、1/30秒として計算しました。高解像度の動画ですし、大気減速がみごとにでていますので、興味あります。
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jun 27, 2020 10:55 am 記事の件名: お答え |
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上田さんへ
前田です。
>M20030は4mm(HH)、M20031は2.8mm(HZ)です。
ありがとうございます。
>この2台のカメラの撮影地は同じではないのですね。今気づきました。再計算します。
いえ、この2台は同じ場所です。
>質問です。M20031のフレーム間隔は何秒なのですか?
20分の1秒です。画素数が多いので、30FPSでは転送できません。
こちらは、再計算が必要ですね。すみません。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Sun Jun 28, 2020 12:37 am 記事の件名: Re:お答え |
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前田さん、お答えありがとうございました。
再計算の結果、大気による減速がきれいにみられました。今日は遅いので、昼間に再度、吟味して最終結果をだします。高解像はいいですね。
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上田昌良
登録日: 2005.02.07 記事: 3088 所在地: 大阪府
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日時: Tue Jun 30, 2020 12:46 pm 記事の件名: Re:宮崎県沖の上空に出現した火球 軌道計算結果 |
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報告:上田昌良(Masayoshi Ueda)
追伸
M20031(前田氏撮影)のフレーム間隔の正しい時間がわかったので、再計算をした。軌道計算をするにあたって、同時流星の組合せで天球上の交差角が大きくなる(90度に近くなる)M20027とで計算をした。図に示したようにみごとに大気による減速がみられた。
再計算によって数値が変わった図表を次に掲載した。
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初速(V∞)が前回の値と少し変わった。その関連で変わった値になったか所は赤字で示してある。 |
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説明: |
初速(V∞)が前回の値と少し変わった。その関連で変わった値になったか所は赤字で示してある。 |
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前田
登録日: 2004.09.01 記事: 2759 所在地: Miyazai JAPAN (E131.4, N31.8)
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日時: Sat Jul 04, 2020 10:44 am 記事の件名: |
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前田です。
上田さん、再計算ありがとうございます。
速度が変わると、時刻も変わったので、他との一致もよくなったんですね。
素晴らしいです。
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